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DeNA・山﨑康晃「夢がチームの優勝に変わっただけ」球団最長6年契約で更改

ベースボールキング

◆ チームの顔としての自覚

 「ファンフェスティバル2022」でDeNA残留をサプライズ発表していた山﨑康晃投手が29日、契約更改交渉に臨み、「横浜DeNAベイスターズと6年契約を結ばせて頂きました」とあらためて発表。年俸額は本人の希望により明かさなかったが、国内FA権は行使せず、途中での契約破棄条項も含まれていないことがわかった。

 6年の長期契約は現監督の三浦大輔と、宮﨑敏郎に並び球団最長タイ。山﨑は「ピッチャーとして、リリーバーとして短命な職場でプレーしているだけに、長く契約して評価して頂いたことを光栄に思っております」と球団に感謝を述べ、「ベイスターズのために腕を振っていきたい」と決意表明。現監督と同じ長期契約に「三浦さんが残したすごい成績を含めて、球団を代表する選手にならなければ」と気を引き締めた。

 今シーズンは「一歩目から新しいゼロからのスタートで、監督からお話していただいた『今年が変わるいいタイミングなんじゃないか』との思いもありトレーニングに励んだ。途中三嶋さんの離脱もあったり、若手の台頭もあったり、いろんな刺激のあるシーズンだった」と振り返り、「もう一度ストイックにトレーニングして、キャンプの一歩目から、一日目から投げ込む事ができる身体作りをしていきたいですし、一年間投げられる体力を鍛え上げていきたい。来年も守護神を確約されているわけではないので、競争して勝ち取って9回を投げられるように練習していきたい」と意気込んだ。

 「長期契約もそうですし、ベイスターズの中心の自覚もしていって、ブルペンでも指揮を執って引っ張って行けるように頑張っていきたい」とリーダーシップも発揮したいと宣言。「優勝したいですね。見たことのない景色を見られるように、腕を振っていきたい。今年こそは何年も何年も優勝したいと言っているので、来年はなんとか優勝できるようにみんなで頑張っていきたい」と悲願達成を誓った。


◆ 夢を追うことに変わりなし

 DeNAには「表現できないような魅力があり、マウンドに立つことが非常に楽しい。今シーズン一年、本当に楽しかったんです。そこが今回残留の理由のひとつ。ワクワク毎日できるような日々が楽しくて、横浜でプレーしたいと素直にこれからも表現していきたいですし、もっともっと魅力あるチーム、選手になっていきたいなと思います」とコメント。

 メジャー挑戦か残留か、去就が注目されていたが「ベイスターズ以外のチームでプレーすることはイメージになかったですし、ベイスターズで一生懸命頑張ると決めた。日本かアメリカかという部分は貫き通した」と横浜愛溢れるコメントも残した。

 「夢に対する挑戦、これで果たして合っているのかなと自分の心の整理をつけるために、色々葛藤していました。簡単な判断ではなかった」とキャリア選択に悩んだ日々を振り返りつつ、「ただ、僕の今までの夢が日本のプロ野球で優勝する、チームで優勝したいという夢に変わっただけなので、歩みを止めずにベイスターズでも挑戦は続くのかなと思います」と語り、自らの夢を実現するために向かって前進する構えは変わらない。

 横浜でともに歩んできたファンの目の前が「一番発表する舞台に相応しいんじゃないかな」と、サプライズ発表への思いも明かした小さな大魔神。横浜に骨を埋める覚悟を示した背番号19は、ファンとともに歓喜の瞬間を手に入れる。


取材・文・写真=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)

 
   

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