「テクニックも周囲を見る能力もある、頭のいい選手。ただ頑固なだけの選手は、自分のプレーに走って『まわりは知らん』という感じだけど、彼は冷静でありながら、自分のやりたいプレーがわかっていましたね」(島崎久コーチ)
同スクールの升谷輝将コーチも、堂安のテクニックを絶賛する。
「当時から下半身が強く、当たられてもこけない選手でしたね。ボールを持ったら相手に取られなかった。ドリブルで抜けなくても、キープできる強さがありました」
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持ち合わせているのは、技術だけではない。
「今も変わってないんですが、いつも笑っているんですよ。練習のときだけでなく、街中で会っても、笑顔で受け答えのできる子でした。コミュニケーション能力というのは当時からすごかったです。年下の子から慕われ、年上からは可愛がられる所以ですかね」(升谷コーチ)
3、4歳ごろから、サッカーをやっていた長兄について練習にきていたという。
「小学6年のときに、埼玉スタジアムで全国大会の決勝があったんです。サッカーでいちばんになりたいという気持ちでやっていたけど、負けてしまった。
そのときの悔しそうな顔、泣きはらした顔が今も思い出に残っています。いつも笑っている子だったので、『律も泣くんやなあ』と思いましたね(笑)」(同)
次戦となる、11月27日のコスタリカ戦でも活躍に期待しよう。