「作中の短歌は貴司(赤楚)本人ではなく、脚本を手掛ける桑原亮子氏の作でしょう。その桑原氏は歌人としても知られており、2011年には『歌会始の儀』で入選者10人に選出されたほどの腕前。桑原氏が詠んだであろう今回の短歌が貴司の気持ちを十二分に反映しているのも納得で、俵をはじめ視聴者の心に染み入ったのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
果たして貴司は今後、短歌を詠むことで救われていくのか。詩歌にあまり馴染みのない視聴者でも、彼の心が再生していく過程を見ることで、短歌の魅力を感じることができるのかもしれない。