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マーベルドラマ「シー・ハルク」待望の“デアデビル”登場 アメリカでトレンド1位、2位独占

WEBザテレビジョン

マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」の第8話『ケロケロ ジャンプ』が、10月6日に配信され、長らく待たされた感のある“デアデビル”/マシュー・“マット”・マードック(チャーリー・コックス)が登場。主人公の“シー・ハルク”ことジェニファー・ウォルターズ(タチアナ・マスラニー)と法廷内外で対決する場面もあり、日本で「#シーハルク」がTwitterトレンド入りした他、アメリカでは配信直後から「#SheHulk」「#Daredevil」がトレンド1位、2位に、世界トレンドでも2位と5位に入る時間帯があり、「ついに来た!」「最高に面白い」「デアデビルやっぱりカッコイイ」など、大いにSNSを沸かせた。(以下、ネタバレを含みます)

同作は、超人関連の訴訟を専門とする弁護士・ジェニファーが、30代独身の女性として、そしてスーパーパワーを持つ身長2メートルの緑色のハルクとして、悩みながらも人生を切り開いていく物語。ディズニーの公式動画配信サービス・ディズニープラスで毎週木曜昼4:00に独占配信中だ。

■リープフロッグが依頼人に

全9話中の第8話ということで物語もいよいよ佳境。冒頭の「これまでのあらすじ」には、シー・ハルクのことを“標本”と言ったトッド、スーパースーツを作ってくれるルーク、“最優秀弁護士”ノミネートの画面を見せるニッキ、殺害予告が載っていた「インテリジェンシア」、ハルクキングとつながっていたジョシュ、「出会いには意味があり傷つけられた人でも学びがあると思え」とジェニファーに話すエミル・ブロンスキーが映し出された。前回で、点と点がつながってきた感があり、これまでのことをダイジェスト的に見せられると、それぞれに意味があることを感じる。

本題に入ってすぐに登場するのが、家電泥棒を捕まえようとする“リープフロッグ”。スーツの足のところに付いているジェット噴射を使っての「ケロケロジャンプ」で飛べるはずだったが、スーツに火が引火して大火傷を負ってしまう。それでリープフロッグは、スーツの製作者を相手に訴訟を起こしたいとジェニファーのもとに相談しにやってきた。その訴えたい相手というのが“ルーク”だった。スーパーヒーローのスーツだけでなく、ドレスも作ってもらっているルークは、ジェニファーにとって“恩人”のような存在。担当を外してもらいたいが、そうもいかなくて、とりあえずルークの所に行って様子を伺うことに。

腕のいい職人で、作った作品に対する自信もあるルーク。結果は火を見るよりも明らか。ルークを怒らせてしまい、完成間近のドレスを目の前で破かれ、散々な目に遭ってしまう。ジェニファーの方も売り言葉に買い言葉のようになってしまい、「法廷で会いましょう」と言い捨てて去った。


■ジェニファーVSマードック

法廷での直接対決の日、これまで“匂わせ”があったり、焦らされたりして、「今回こそ」ということが何度か続いたが、ルークの弁護人としてマードックが登場した。法の下で仕事をしている2人だけあって、マードックとジェニファーはそれぞれが畳み掛けるような論戦を展開。

ルークに対する顧客満足度は高いと主張するマードックに対して、「顧客に直接聞いてみたい」と言って顧客リストの開示を請求するジェニファー。しかし、マードックは「スーパーヒーローのスーツを作っているから顧客名を明かすことはできない。ヒーローの正体が分かるとその人物の身近な人たちも危険に晒すことになる」と開示請求を拒否。このやりとりは、同じヒーローでありながらそれぞれの立場の違いが明確に感じられる興味深いものになっていた。ジェニファーにとっては、自分がシー・ハルクであることはメディアにも取り上げられているので正体を知られたところで何の変化も影響もない。しかし、マードックの場合は自分が“デアデビル”であることは伏せているので、正体を明かすことはできない。

実際、ルークの所にデアデビルのマスクがあったわけなので、顧客リストが開示されたら自分にも火の粉が降りかかってきてしまう。正体を明かしてないヒーローの方が多いと思われるので、開示請求は認められないという結果となった。

ここからはマードックの独壇場。目は見えないが、嗅覚、聴覚が超人的に優れていて、匂いから“ジェット燃料”を使ったことを見抜き、咄嗟(とっさ)に否定してごまかすリープフロッグの鼓動を聞いて、それがウソだと瞬時に見抜いた。

■シー・ハルクVSデアデビル

その夜、リープフロッグから「何者かに襲撃されている」と連絡が入り、ジェニファーがシー・ハルクになって助けに行くと、そこにはデアデビルが。さっきは法廷での舌戦だったが、今度はシー・ハルクVSデアデビルというフィジカルでの対決となった。力に勝るシー・ハルクがデアデビルのマスクを取り、正体がマードックだということが結構あっさりと判明。

むしろリープフラッグが悪党で、ルークを誘拐したという事実を知り、ジェニファーはマードックと手を組んでリープフラッグを懲らしめることに。敵との戦い方も2人は対照的。そんな違いがあるからこそ、引かれ合ったのかもしれない。「今度来た時にディナーでも」という慎重なマードックに対して、「それもいいけど、全部すっ飛ばして…」と言って、自分の部屋に連れていく積極的なジェニファー。

そんないい感じの雰囲気で第8話が終わる…わけがなく、翌朝、目が覚めたジェニファーが「まだ見てたの? このエピソードはこの辺で終わりでいいんじゃない?」と“第四の壁”(現実とフィクションの間に概念上存在する見えざる壁)を越えて話し掛ける。「次は最終回。シーズン終盤だから盛り上げてる? 予想外の展開になるんじゃない?」と、不安げなジェニファーは言葉数が多くなっている。

■予測不能のラストエピソードへ

そして第8話の終盤は「最優秀弁護士」にノミネートされたということで、シー・ハルクの姿でドレスを着てガラに出席。上機嫌なジェニファーだったが、「インテリジェンシア」に殺害予告を書き込んだ連中が会場内のビジョンを乗っ取り、ジェニファーのプライベートな映像を映し出してしまう。怒りを覚えたジェニファーはビジョンをぶち壊すが、その姿は“みんなに愛されるシー・ハルク”ではなく、人々から“恐怖”の対象となった怪物かのよう。

先ほどのジェニファーの言葉通り、“予想外の展開”となって8話はエンディングを迎えた。あと1話。ジェニファーの信頼は回復できるのか。ハルクキングとの対決は、など現段階でも気になる要素が多過ぎて、視聴者からも「最終回前に情報量が多すぎない?」「これが8話?」「早く続きが見たい」といった声が。こちらとしても、ラストエピソード配信の10月13日(木)が待ち遠しい。

◆文=田中隆信

 
   

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