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「今後はもっと日本で試合ができることを期待しています」とNBA副コミッショナー

バスケットボールキング

 2019、2022年と、ジャパンゲームズが開催されているものの、1990年から2003年までの6回はレギュラーシーズン(公式戦)だったのに対し、ここ2回はいずれもシーズン開幕前のプレシーズンゲーム。そこで「来年以降にまた日本で公式戦を開催する可能性はあるのか?」という質問に。

 するとテイタム氏は「NBAと日本には長い歴史があり、北米のどの競技においても、1990年に初めて北米以外の国と地域で(公式戦を)開催しました」と切り出し、このように説明していた。

「プレシーズンとレギュラーシーズンの試合の違いは理解しています。プレシーズンが最適だと思っているのは、コミュニティと関わる機会を設けることができるというのが一番の利点だと思います。(レギュラーシーズンに向けた)準備期間中ですので、選手たちとしても、今回のスペシャルオリンピックや、女性に特化したバスケットボールクリニック『Her Time To Play』、児童養護施設を訪問するといったコミュニティと触れ合う時間をさくことができるというメリットがあります。やはりレギュラーシーズンの試合になってしまうと、そこに集中してしまうので、他の活動がしにくいという面があります」

 続いて「ジュニアNBAや『Her Time To Play』など、若い世代へ向けた取り組みについて今後どうなっていくのか?」という質問になり、シェイク氏は「NBAにとってユースの育成というのはとても重要な課題でして、アジア太平洋地域全体で展開しています。今週のいろいろな体験をとおしまして、今後は日本の組織・団体と協力してやっていければと思っています」と対応。

 また、今回のジャパンゲームズでは楽天に加えて日産自動車株式会社(以降、日産)のダブルネームとなり、日清食品ホールディングス株式会社(以降、日清)などほかの企業もパートナーになっている。今後の方向性について聞かれると、シェイク氏はこのように答えていた。

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「パートナーに関しまして、今回のジャパンゲームズでは楽天、日産など史上最多の15社がパートナーに、そしてこのジャパンゲームズ以外でも、19社とプロモーション・パートナーシップを組んでいます。ジャパンゲームズ以外でも、今後もこういったパートナー様と共に関係を深めて、バスケ熱の勢いをさらに活性化していくことをやっていきたいと思っています」

◆「日本は最も重要な市場の一つ」「今後はもっと日本で試合ができることを私自身も期待しています」(テイタム氏)

 これまで、ジャパンゲームズは1990、1992、1994、1996年と2年おきに開催され、その後も1999、2003年に開催されてきた。シェイク氏によると、2019年のドラフトで八村がウィザーズから指名されたこともあり、2020年に東京オリンピック、そして翌2021年にジャパンゲームズを開催するプランがあったものの、新型コロナウイルスの感染拡大によって2022年の開催になったという。

 今シーズンのNBAは10月にアブダビ、12月にメキシコ、来年1月にパリで試合開催と、コロナ禍前に戻りつつある。そしてテイタム氏は「日本は最も重要な市場の一つで、長い歴史を私たちは誇っています。ですので、今後はもっと日本で試合ができることを私自身も期待しています」と今後も開催していく可能性を示唆していた。

 日本にはBリーグというプロバスケットボールリーグがあり、今季で7シーズン目を迎える。「私たちはバスケットボールという競技をすごく大事にしておりまして、正式な関係はありませんが、Bリーグを支持しています。バスケットボールというものの人気、土台を築き上げていらっしゃるなと感じています」とシェイク氏が口にしていた。

 Bリーグはすでに今シーズンが始まっており、NBAは19日(現地時間18日)にレギュラーシーズンが幕を開ける。今後もNBAがプレシーズン期間に定期的にジャパンゲームズを開催すれば、もしかすると2つのリーグが協力してNBAとNBL(オーストラリア)のように、NBAチームとBリーグのクラブによるエキシビジョンゲームが日本あるいはアメリカで実現するかもしれない。

 コロナ禍から解放され、このまま両リーグが前進し続けていくことになれば、近い将来エキシビジョンゲームを開催する可能性があると期待したい。

 文=秋山裕之

【動画】ジャパンゲームズ第1戦のハイライト!
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