入江(手前)は村上に真っ向勝負で挑んだが、結果は56号ホームランに(写真・共同通信)
10月3日、東京ヤクルトスワローズの村上宗隆(22)が、レギュラーシーズン最終戦の最終打席で、シーズン56本めの本塁打を放ち、プロ野球の日本人選手新記録を達成した。
7回の裏、横浜DeNAベイスターズはリリーフ投手の入江大生(24)をマウンドに送った。入江は2021年に明治大学からドラフト1位で入団。今季から一軍に定着し、6月から8月にかけて15試合無失点のピッチングを見せるなど、後半戦からはDeNAの勝ちパターンに定着した投手だ。
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登板後の初球、インコース高めに投じた151キロのストレートを村上が振り抜くと、打球は一直線でライトスタンドへ突き刺さった。
勝負の世界は非情なものだが、ここまで最多24個の敬遠四球を受けていた村上に、真っ向勝負で挑んだ入江にも称賛の声が相次いでいる。