太田：同じ日だったんだよね！
青木：同じように会議室で「ファンクラブの撮影があるよ」って聞いて行ったらカメラが回ってて、スタッフさんたちがいっぱいいたので怒られるのかなって思っちゃったんですけど、心当たりが全くなかったので、『何をやらかしたんだろう？』ってすごく不安に襲われました。でも、嬉しい報告だったので一安心しました（笑）。
私的には選抜ってすごく遠い存在でしたし、憧れではあったんですけど、劇場公演だったり、ダンスを覚えたり、自分の目の前のことにすごく必死だったので、選抜入りを目指したいということを口にできてなかったんです。
だけど『あの頃の君を見つけた』の「現地でトーク会」のときに、「莉樺ちゃんが選抜に入ってる姿を見たい！」って言ってくださった方がいて、そのときに選抜メンバーになったら『ファンのみなさんの笑顔がたくさん見られるのかな？』『恩返しができるのかな？』って思ったんです。そこから意識するようになって、前作の『心にFlower』の「現地でトーク会」ではたくさんの方に言ってもらえるようになって、本気で選抜メンバー入りを目指したいと意識していたときだったのでものすごく嬉しかったです。
————選抜発表後の反響はすごかったのでは？
青木：そうですね。「まさかこんなに早く選んでもらえるとは思ってなかった！」って、
びっくりされてる方が多かったですね。それもファンのみなさんのおかげだと思っているので、こんなにも早く報告できて嬉しいです。
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————林さんはこれまで選抜メンバーに10期生は一人だけでしたけど、今回から青木さんも加わって、気持ちの面での変化はありましたか？
林美澪（以下、林）：これまでのシングル曲2作で10期生は一人だけだったので、正直、心細いこともありました。先輩方とはすごく仲良くさせていただいているのですが、やっぱり同期の存在は特別なので、いないのがすごく寂しかったです。今回、莉樺ちゃんが選抜発表されたときがすごく嬉しくて、母と一緒にパラダイスしてました（笑）！そのあとすぐに「おめでとう！」って連絡もしました。本当にすごく嬉しかったです。
【（ワイヤーで吊るされ）撮影中に叫んでた】
————同期愛が滲み出てますね！ミュージックビデオ（以下、MV）の撮影はどんな雰囲気でしたか？
太田：夜から日を跨いでの撮影でした。初めての選抜メンバーのMVだったので、『こんなことあるんだ』『こんなにすごいスケジュールなんだ』ってそこに驚きましたね。
MVのコンセプトが「友情」と「リスペクト」をダンスで表現するということで、センターの青海ひな乃ちゃんと、卒業される須田亜香里さんとの世代交代を描くために、キレッキレのダンスをしています。撮影前に「結構踊るよ」って情報が入ってたんですよ。
林：そうそう、ありましたね！
太田：私はそこまでダンスが得意ではないので、撮影前に振り入れでしっかり体に叩き込んで挑みました。「ザ・SKE48」を感じられるMVになったと思います。
それから、初めてワイヤーアクションを経験したんです。ダンスのシーンとは別に吹っ飛ぶシーンもあるんですよ。ダンスシーンの撮影終わりに宙吊りにされたんですけど、私って7期生の中で体がめちゃめちゃ硬いでんすよ。自信持って言えます（笑）。なので、めちゃめちゃポーズに困ったし、腹筋も使うのですごく苦戦しました。
青木：私もです。撮影中に叫んでたので、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした！
太田：完成した映像を見ていないので、どう映ってるのか分からないんですけど気になります。いい感じに映れていたらなって思います！
青木：一睡もせずに吊られてましたもんね（笑）。
太田：すごくいい経験できたなって思います。今後なかなかこういうことはないと思うので。
————林さんも宙吊りにされたんですか？
太田：（撮影）時間の関係でちょっとね・・・・。
林：MVで青海さんに吹っ飛ばされるシーンに出ていないから、宙吊りにされるのはおかしいということで、やってないんです。やってみたかったなー。楽しそうだなって思って見てました。
————他にも見どころはありますか？
太田：いろんな機材を使って撮影してましたけど、今までと違うSKE48の一面を見られると思いますね。
青木：それこそ、今回リップシーンを撮ってないんですよ。今まで踊りをメインに見せることはなかったと思うので。
太田：フォーメーションにも注目して見てほしいですね。
————フォーメーションについてですが、須田さん率いるチームと青海さんに分かれてるそうですね？
太田：バチバチしながら踊りましたね。
林：カッコイイダンスでバチバチでした。
————これまでのMVではキャッチーなダンスの振り付けが用意されていましたが、今回も何かそういった振り付けはあるんでしょうか？
林：「フラッシュダンス」っていう、カメラのフラッシュのようにパッと一瞬の動きを見せるダンスが今回はコンセプトになっています。めちゃくちゃ名前もカッコイイんですけど、踊りも負けないくらいカッコイイので、みなさんぜひ注目してもらえたらと思います。
太田：「静」と「動」のメリハリをしっかりつけて構成されているんですよ。特にサビに注目してほしいなって思います。
————見逃せないポイントですね。ちなみに青木さんは先輩たちに囲まれたMV撮影の現場はいかがでしたか？
青木：最初は不安でしたね。それこそ、最初は美澪ちゃんがいるから大丈夫だって思ってたんですよ。でも、初っ端から時間の都合上いなくて・・・。
林：そうだよね、そうだよね！いやー、すみません（笑）。
青木：どうしようかと思ったんですけど、先輩方がものすごく話しかけてくださいました。メイキング映像を太田さんと一緒に担当することになってカメラを回していたんですけど、（カメラと）一緒に私からも話しかけに行ってました。
太田：普段一緒にならない違うチームの先輩とも交流がたくさんできたので、より絆が深まったかなって思います。
————撮影を機に仲良くなれた先輩っていましたか？
青木：須田さんとはお会いしたり、お話ししたりする機会があまりなかったので、めちゃくちゃ緊張しちゃったんですけど、色々お話しできて嬉しかったです。
太田：えぇー！？めっちゃめちゃグイグイ行ってましたよ。
林：私も見てました！！
太田：振り入れのときとMV撮影中のときに3〜4回ぐらい喋ってたよね。私ぜんぜん須田さんに話しかけに行けないのに、強いなって思いました。
青木：特典映像撮影用のGoPro（カメラ）に頼って行きました（笑）。
————ちなみに須田さんとはどんな話をされたんですか？
青木：卒業されるということと、今作が最後のシングルということなので、そういった話をさせていただきました。
【後ろ姿が本当にカッコよくていつも見惚れてしまう】
————林さんはMV撮影の現場で須田さんとどんな交流をされましたか？
林：亜香里さんとは私が初選抜のときからお話をよくしてくださる方だったんですけど、今回は現場にいる時間が短かったので、前作よりはあんまり話せなかったです。でも、連絡をくださったりして嬉しかったですし、今回も亜香里さんのカッコイイ背中を見ながらダンスをすることができてよかったなって思います。
————この夏は一緒に外部のイベントに出演される機会も多かったと思いますが、須田さんからチームリーダーとして、先輩として、改めて学んで吸収して得られたものってありましたか？
林：本当に姿だけでカッコイイんですよ。後ろ姿が本当にカッコよくていつも見惚れてしまうんです。私、姿勢がちょっと悪いんですけど、亜香里さん姿勢がすごく綺麗なんですよ。
太田；私も思った！須田さん見ると「あっ、気をつけなきゃ！！」って思います。素敵な女性のお手本みたいな方ですよね。人として本当に尊敬できます。パフォーマンスだけじゃなくて、楽屋でもしっかりされていて、時計を見て動かれたり、自分で計画して動いてるのが流石だなって思います。MVの撮影を通して偉大さを改めて感じました。
————太田さんが選抜メンバーに加わって、今作で7D2（7期生とドラフト2期生の総称）の参加メンバーも5人になりましたね！
太田：7D2がこんなにいっぱいいてびっくりしました。MVの撮影中はずっと同期といましたね。（撮影中は）同期に支えられたなって思いますし、はたごん（高畑結希（※「高」は「はしごだか」が正式表記））や菅原（菅原茉椰）が「大丈夫だよ」って声をかけてくれました。私って結構緊張しやすいタイプで、今回のMVは初選抜っていうのもあったんですけど、緊張せずに落ち着いて挑めたかなって思います。やっぱり同期の存在が大きかったなって思います。振り返ってみてすごく楽しかったです。
————同期の存在はやっぱり大きいですよね。あと、個人的には7期生が集まるとちょっとした事件が起きるイメージがあるのですが、今回は何かありましたか？
太田：えー、なんだろうなぁー！？そうですね、休憩時間に衣装を隠してはたごんとInstagramのストーリー機能でファンのみなさんと交流してたんですよ。時間もあったから質問返ししようと思って、はたごんのアカウントで呼びかけたんですけど、なんと、5分も経ってるのに2通しか来なかったんですよ・・・。
『ちょっと待ってくれ！まだ夜の7時とかだぞ。仕事とか終わってるはずなんだけどな』って、思ったんですけど、その横で熊崎晴香さんと日高優月さんの質問返しにはたくさん質問が来ていて、6期チームは来るのに7期チームは来なくてめちゃめちゃ悲しくなりましたね（笑）。でも、その後にたくさん質問は届いたんですけど、もう少し頑張らないとなって。
【順調に行き過ぎて逆に怖い】
————太田さんは今年短大を卒業されて、チームKIIのリーダーに抜擢されて、そして、今回選抜メンバーにも選ばれて、順調な一年を歩んでいますね！？
太田：でも、順調に行き過ぎて逆に怖いですね。選抜メンバーという居場所ができたのも嬉しかったのですが、こんなに上手くいっていいのかなっていう気持ちもありますし、リーダーも選抜メンバーも大きな役割なので、プレッシャーは正直あります。チームのメンバーは「気負わなくていいよ」とか「あやめろらしくでいいよ」っていう言葉をすごくかけてくれるので、チームKIIのリーダーとしてやっていて、すごくやりやすいなって感じてます。正直、須田さんや慈子さん（松本慈子）のようにチームを上手くまとめられる力をぜんぜん持ってないので、今回、こうして須田さんと共演して、リーダーとしての姿をたくさん吸収しましたし、しっかりチームKIIに持って帰らなきゃいけないと、そういった覚悟を持って挑んだので、リーダーとしての姿からもたくさん須田さんから学べたので、よかったなって思います。
————それこそあまり気負わずに。何かあれば副リーダーの青木詩織さんもいますから。
太田：おしりん（青木詩織）さんの存在って私の中ですっごく大きくて、いるかいないかで全然違うんですよ。おしりんさんがいなかったら、また違うチームKIIになってたと思います。
青木：本当にあやめろさんとおしりんさんには助けられていて、10期生はチームKIIが新体制になってから合流したので、最初はチームKIIに入って馴染めるかなって不安だったんです。だけどあやめろさんが『一緒に頑張ろう！』っていう引っ張り方をしてくださるんです。『一緒に』っていいなって。私もチームKIIの一員としていていいんだって思えましたし、メンバーとして認めてもらえたというか、そういうことを伝えてくださったので、10期生みんなすごく感謝しています。よく集まったときにその話をしています。
太田：えぇー！裏で（笑）。教えてよー。
青木：みんなを持ち上げてくれる感じが嬉しくて、「行くぞ！」って感じが、一緒に気持ちを持ち上げてくださるので、いつも助けられてます。
太田：初めて後輩からこうやって言われました。すごい！びっくりします。こんな風に思ってくれてたんだって。
————これからのチームKII、本当に楽しみにしています。それでは、最後にファンの方へメッセージを一言ずつお願いします。
太田：今回初選抜メンバーとして30枚目のシングル『絶対インスピレーション』に参加させていただいてます。ダンスがメインの曲なので、サビのダンスだったり「静」と「動」のメリハリをつけたキレのある「フラッシュダンス」に注目してみてほしいなって思います。
どこにいても私がきっと輝いていると思いますので、ぜひ私を見つけてくださると嬉しいです。そして、たくさんたくさん聴いてください！よろしくお願いします。
林：今回のシングルもダンスが激しくて、前作のアイドルらしい激しさとは違った、HIP HOP系の激しさなので、また違ったダンスを見られると思いますし、メンバーの違った一面もたくさん見られると思うので、今回のシングルも楽しみにしてくださると嬉しいです。聴いていて歌詞もすごく良くて、曲全体がとてもいい曲なので、みなさんに届くといいなと思います。たくさん聴いてください。
青木：友情とリスペクトがMVのテーマということで、すごくSKE48だなと思う曲です。私自身も同期との友情だったり、先輩方への尊敬もあったり、その思いが曲にも通じていると思うので、『これぞSKE48の曲だぞ！』っていう曲になってると思います。
その中で世代交代というテーマもあったりして、私たち10期生ももっと引っ張っていけるような存在になりたいなって思います。たくさん聴いてほしいですし、もっともっとSKE48のことを大好きになってくれたら嬉しいです。よろしくお願いします！！
