
日差しが穏やかになり、太陽の沈む時間が少しずつ早くなりました。せわしなかった夏の終わりと、新しい季節の到来をしみじみと感じます。
秋の楽しみといえば、少し長くなった夜に楽しむお茶の時間。今回はそんな秋のリラックスタイムのおともに食べたくなる、禁断の(?)逸品をご紹介させていただきます。
突然ですが、みなさん「餅」お好きですか?
「好きだけどお正月にしか食べない」
「餅つきイベントがあると行列でも並んじゃう」
「飲み込むタイミングがわからなくて苦手!」
「カロリーが気になる……」
なんて、いろんな方がいらっしゃると思いますが、私は昔から「餅」の名がつくものに目がありません(ついつい食べ過ぎちゃうので、昔のように2個3個を一気食いするのは恐ろしくてできませんが……)。
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餅と一言でいっても、いろんな種類があります。
大福、草餅、お団子、白玉団子。うるち米を使った五平餅や柏餅、でんぷん系のわらび餅に、くず餅などなど。
スーパーで手に入る一般的な角餅だって、あんころ餅、いそべ餅、納豆餅、お汁粉、地方色豊かなお雑煮、そのバリエーションは無限大です。
旅行へ出かけると、その地方ならではの特性や習性にならった個性的な餅に出会えることもあり、餅の奥深さに驚くことが何度となくありました。
今回おすすめする「かんころ餅」は、長崎県五島列島に伝わる郷土菓子です。かんころとは、方言でさつまいもを薄く切って、茹でて天日干しにしたものを指すそう。