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カロリーが気になる「アイスクリーム」と「シャーベット」、どっちが“太りやすい”? 管理栄養士に聞いてみた

オトナンサー

ただし、一概に『シャーベットだからよい』と考えられない場合もあります。確かに、単発で同じ量を食べる際には、カロリーの高いアイスクリームの方が太りやすいですが、習慣的に食べている場合や、1度に食べる量によっては、シャーベットも注意が必要だからです。

アイスクリームの乳脂肪やタンパク質には、血糖値の上昇を緩やかにする効果の他、満足感を得られやすい面もあります。さらに、商品によっては添加物が非常に少なく、健康上よいと考えられるものもあるでしょう。一方、シャーベット類は糖質量の多い種類のものは高血糖になりやすく、糖質が控えられていてもメーカーによっては人工甘味料などの添加物が多く含まれるものもあります。風味や口当たりがさっぱりしていることから、『気付けば食べ過ぎてしまった…』といったことにもつながりやすいです。食品表示を見て、目的に応じて選ぶようにしましょう。

ちなみに、ラクトアイスは乳脂肪分が少ない分、濃厚さを増すために添加物として植物性油脂が多く使われていることがあり、カロリーや脂質がアイスクリームより高くなっている場合があるので、注意が必要です」

Q.ダイエット中にアイスクリームやシャーベットを食べたくなったとき、意識するとよいことや、お勧めの食べ方はありますか。

岸さん「アイスクリームの場合、カロリーの取り過ぎを防ぎたいときは、もなかタイプやコーンに乗ったものではなく、カップタイプや棒タイプを選ぶとよいでしょう。コーンは一般的なものでも50キロカロリーほど、甘みのあるワッフルコーンであれば 100キロカロリーほどです。これらを選んでしまうと、アイスのカロリーに加え、上乗せしたカロリーも取ってしまうので、なるべく控えた方がよいでしょう。

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また、『アイスを食べるのは夜』という人が多いかもしれませんが、食べるなら昼間の時間帯がお勧めです。特に午後3時前後は1日の中でも体温が高くなり、エネルギーも活発に消費するため、体温の低下や脂肪の蓄積を抑えやすくなります。一方、活動量の少ない夕食後や、寝る前に食べることはよくありません。

また、市販のアイスはどうしてもカロリーや添加物が多くなってしまいがちなので、果物を冷凍し、アイスの代わりとして食べるのもよいでしょう。味が濃く、食物繊維の多いパイナップルやバナナ、イチゴなどのベリー系がお勧めです。ヨーグルトをかけるとよりおいしく、満足感も得られやすくなります。

とはいえ、結局は消費カロリー以上に食べてしまえば太りやすくなってしまいます。普段から食べ過ぎず、適量に収まるように気を付けつつ、たまには好きな種類のアイスを思い切り楽しむなど、上手に選択してみてください」

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