――Discordブースでは、「インフルエンサーと来場者がDiscordを介して一緒にゲームプレイが楽しめる」試遊コーナーが設けられていました。こちらを採用した意図について聞かせてください。
コーリー：試遊コーナーでは『Pokémon UNITE』と『VALORANT』を用意させて頂きました。もちろん普通にプレイするのも十分に楽しめますが、Discordの機能、ひいては弊社のサービスを介したコミュニケーションがどれだけ素晴らしい体験かというのは、やはり誰かと一緒にプレイして頂くことで伝わるものがあると思います。
――Discordは既に世界中で1億人を超えるユーザーを抱えていますが、改めて日本のゲーム市場並びにコミュニティはどのように捉えていますか？
コーリー：Discordは2015年にアメリカのゲームユーザーのためにスタートしましたが、日本を含め世界中のユーザーの皆さんにも使って頂けるコミュニケーションツールです。世界的に見ても日本のゲーム市場は発達していますし、2年前の悲願を越えて今回TGSに出展できたことを嬉しく思います。弊社としましては、これからも日本市場に注力する所存です。
〈「第2の家」のようにDiscordを使ってもらいたい〉
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――Discordが手掛けるサブスクリプションサービス「Nitro」のセールスポイントを教えてください。
コーリー：基本的にDiscordは無料で問題なく利用できますが、Nitroはそうしたサービスに付加価値をつけるべく立ち上がりました。有料にはなりますが、「ファイルアップロード容量の増加」や「カスタムタグ追加」……等々、加入者限定のコンテンツ＆機能が使えます。加えてGo Live（ゲーム配信機能）も画質の制限を気にすること無く利用できますので、ストリーミングを最大限に楽しみたいユーザーさまにも活用して頂けると思います。
――新型コロナウイルスの感染拡大により、ここ2～3年でリモートワークが世界的に主流になってきました。Discordでも今後ビジネス用途に特化した機能の実装はありますか？
コーリー：ありがたいことに、Discordは現時点で多くのビジネスユーザーさまにご利用頂いております。たくさんの企業さまにも導入されていますし、様々な使用事例もございます。将来的にどんな機能を実装するか今の段階で言えませんが、現時点でもぜひビジネス用途に活用して頂きたいという風に考えております。
――最後に、日本のゲーマーコミュニティやDiscordを愛するユーザーの方々に向けてメッセージをお願いします。
コーリー：「日本のゲーム市場に注目している」と先ほど述べましたが、我々は日本のことをもっと学びたいと考えています。ユーザーの方々がどういったものを要求しているのかをリサーチし、その要求にできるだけ応えられるようにしたいのです。Discordは人々を繋げて新しい場所を作るコミュニケーションツールですので、ゲーム以外にもアニメ・ミュージック・スポーツなど、多種多様な趣味を愛好する人々が気軽に集える”第2の家”のように使って頂きたいです。既にご利用頂いている方々や興味を持っていただいた方も含め、ぜひ日本の皆さまに幅広く使って頂けたらと思います。（龍田優貴）
