過去にもアニメやゲームのワンシーンをジオラマで再現してきた、ツイッターユーザー・TOmaTOさんが、新たな作品を公開しました。
今作はジブリ映画「もののけ姫」冒頭において、アシタカが村から旅立つ様子を再現したもの。実質的に村を「追放」されたアシタカの心中とは真逆の美しい情景、そして壮大な音楽が流れるこのシーンは、作中においても屈指の名場面のひとつ。これがTOmaTOさんの手によって完全再現されています。
実生活にて、夏を迎えて生い茂った草を見た時に、ふとアシタカの旅立ちシーンを思い出したというTOmaTOさん。元々作品に対する思い入れも深かったことから、ジオラマの制作を決めたのだそう。
はじめに着手したのがアシタカとヤックルのフィギュア制作。エポパテを用いて造形していますが、実はTOmaTOさんにとって初のフィギュア制作。
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どうやって作るかもわからないという手探り状態からのスタートでしたが、最終的にはそれを感じさせないほどの高いクオリティに仕上がっています。
次に土台と、風がなびく草原づくり。これには緑色に着色したハケをカットし、束ねたものを埋め込む形で再現。
使ったハケは3、4本、およそ3500束という量からもその大変さがうかがえますし、そもそもハケを使うという手段に至るまでも、書道筆やフェイクファー、麻ひも等を用いて試作を繰り返すなど、さまざまなトライ&エラーがあったようです。