「海外では、“筋トレを週に30~60分やると寿命を延ばせるのだから、やらない理由はない”と紹介されています。適度な筋トレによって、総死亡、がん、心血管疾患などを発症するリスクを減らせることを、数値によって明確に裏付けることができたのです」(門間さん)
今回の研究は、あくまでも時間だけのデータで分析したもので、具体的なトレーニング内容や負荷の強度などのデータが盛り込まれているわけではない。
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「今回の発表によって、数字が一人歩きする可能性がありますが、筋トレを60分に抑えるためにはどうしようか? やりすぎないためにはどういうアプローチがあるのか? みなさんがそういったことを考えるきっかけになればいいと思っています。さらに筋トレをやると病気の予防になるならやってみようかなと、行動に移す人が増えてくれれば、なおうれしいですね」(門間さん)
すでに筋トレに励んでいる人も、これから筋トレを始めようという人も、“やりすぎのリスク”には注意しよう。