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耳たぶのしわは心臓病のサイン 糖尿病や痛風など耳に隠れた病気をチェック

女性自身

 

「耳の下側、耳下腺が腫れると、最初はおたふく風邪などを疑いますが、発熱も痛みもない場合は糖尿病かもしれません」

 

糖尿病は膵臓の働きが低下して起こる。膵臓と似た働きを持つ耳下腺がパンパンに腫れている場合、膵臓の働きを補っていると考えられている。

 

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「耳の外側の小さなしこりは、痛風のサインかも。手足にできる痛風結節と同じ症状です」

 

痛風結節は体温の低いところにできやすいため、耳の外側にもできる可能性がある。

 

また、耳が大きくなると末端肥大症が疑わしい。成長ホルモンの分泌が過剰になる病気で、耳以外にも鼻や唇が肥大し、眉の上側の骨やあごが突出してくるという。

 

 

■耳を見ればわかる病気4

 

【 耳の外側にしこりが……「痛風」】

痛風は、体内の尿酸が増え、足の指などが腫れ激痛に襲われる病気。足の指などに尿酸がたまり「痛風結節」というしこりができる人もいるが、痛風結節は耳にもできやすい。耳に痛みのないしこりができたら痛風かも。

 

【 耳たぶにシワが……「心臓病」】

心臓病の一因である動脈硬化は全身で起きるが、耳たぶで進行すると耳たぶ内の血流が低下し、元々あった脂肪が栄養不足で萎縮してシワができる。耳たぶのシワは全身の動脈硬化の状態を反映した心臓病のサインかも。

 

【 耳下腺に腫れが……「糖尿病」】

糖尿病は、膵臓の働きの低下によるインスリン不足が原因。耳の下側にある耳下腺は、膵臓と似た働きがあるので、膵臓の働きを補うため耳下腺が腫れてくると考えられる。痛みも発熱もない耳下腺の腫れは糖尿病の可能性が。

 

【 耳が大きく腫れ……「末端肥大症」】

末端肥大症は、脳下垂体にできた腫瘍などが原因で、成長ホルモンが過剰に分泌される病気。成長の止まった大人に起きると、耳などが大きくなり、目の上、眉の上側の骨や下あごが飛び出し、横顔が三日月のようになる。

 

毎日、鏡で自分の耳をチェックしてみよう。

 

 

■腎臓が悪い人は顔が土色に

 

また、あわせて顔全体の様子も注意深く見てみると病気のサインが現れていることも。

 

「顔が左右非対称の場合は、脳の病気かもしれません。すぐに専門医を受診してください」

 

片方のまぶたが閉じない、片方の口角が下がるなど顔のゆがみは危険なサインだ。脳神経は左右に分かれ分布しているが、病変は左右のどちらかで起こるため、片側にだけ症状が現れるのだそう。

 

「顔が腫れぼったい人は、甲状腺機能低下症を疑ってみましょう。体温が低下し新陳代謝が滞り、だるくてやる気が出なくなるため、うつ病と間違われることも」

 

さらに、顔色に重要なサインを見つけることも多いという。

 

「腎臓が悪い人は顔色が黒ずんだ土色ですし、肝臓病では顔色が黄色くなります。また、赤ら顔の人は『血色がよい』と思われがちですが、漢方医学では血液の流れが悪い『瘀血(おけつ)』ととらえます。そのうち歯茎が茶色になって、脳梗塞や心筋梗塞、がんになる危険性もあるので注意が必要です」

 

■顔つきや顔色でわかる病気

 

【 顔が左右非対称……「脳の病気」】

脳の神経は左右12対で構成される。脳の病気(脳出血や脳梗塞、脳腫瘍など)は、左右どちらかで起きるため、顔が左右非対称になる。

 

【 顔が腫れぼったい……甲状腺機能低下症】

新陳代謝をよくする甲状腺ホルモンの分泌が不足する病気。新陳代謝が低下するので、尿や汗の排せつが滞ってむくみやすく、顔が腫れぼったくなる。

 

【 顔色が……いずれの場合も気にかかったら受診を!】

〈赤ら顔〉脳卒中や心筋梗塞、がんなどにつながる危険性も。
〈黒ずみ〉腎臓病の可能性がある。
〈黄み〉肝臓病の可能性がある。

 

鏡で顔をチェックし、病気のサインを見逃さずに早期発見・早期治療で健康を維持しよう。

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