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ぷっくりコロン♪まるでレモンの形そのままのかわいらしさのレモンケーキ/スイーツのプロのおすすめの焼菓子vol.46

おいしいマルシェ

梅雨明けが早く連日暑い日が続き、夏の疲れを感じている方も多いのではないでしょうか?そんな時に食べてほしいのは、気分がリフレッシュできる甘酸っぱいレモンスイーツ。今回ご紹介するレモンケーキは、焼菓子らしい温もりも宿った心ほどける味わいです。

美味しさだけではなく、見た目やシェアしたくなる焼菓子をご紹介するこの連載。第46回目は、菓子屋 NOOK(カシヤ ヌック)から「レモンケーキ6個セット」をご紹介します。

路地裏の小さな焼き菓子の店「菓子屋NOOK」

東京都葛飾区金町にある「菓子屋NOOK」は、焼菓子を中心に販売するショップ。

オーナーの野﨑 敦志さんは、惜しまれつつ閉店した東京都墨田区「Sweet Sanctuary ISO(スイート サンクチュアリー イソ)」で約7年修業。焼き物をメインに、主任を務めました。そして東京都中央区「Restaurant LUKE(レストラン ルーク)」のデザート部門で約6年アシェットデセール をふるまった後、2021年1月に「菓子屋NOOK」を開業しました。

店名のNOOKは建築用語で「こじんまりとした居心地の良い空間」という意味。店内に入ると甘い香りに包まれ、カウンターに所狭しに並ぶ焼菓子や野﨑さんの温かな人柄に、いつの間にか心がゆるゆると解きほぐされていきます。

ぷっくりレモンそのままのフォルムがチャームポイント

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なかでも、ひときわ目を引くのがぷっくりと膨らんだレモンケーキ。開業時から販売していて野﨑さんの思い入れも強く、1番人気の看板商品でもあります。

コロンと安定しないくらい丸みを帯びていて、まるでレモンの形そのまま!レモンケーキが大好きでいろいろ食べ比べていますが、ここまでぷっくりとしたレモンケーキは珍しく、乾燥させたレモンの皮を飾ったさりげないアプローチも相まって、もう、文句なしで愛らしいのです。

甘酸っぱいレモンと焼菓子らしい素朴さの見事なバランス

ぽってりとかかったアイシングはシャリっと小気味よく、粉糖とレモン果汁のみで作られキュンと爽快な酸味。生地はと言うと酸味が抑えられていて、ふかっとした口当たりと共に清々しい香りとバターや卵の味わいが心地よく広がります。

生地に混ぜているレモンの皮は削り置きや冷凍はせず、生地を仕込む時にフレッシュのレモンの皮を毎回削り入れています。また、バターとコンパウンドバターを合わせることで、焼き菓子らしい芳醇さの中にレモンの個性を感じられる絶妙なバランスに。

このバターの比率をはじめ、アイシングは果汁が数滴増減する誤差で仕上がりが大きく変わるほど、シンプルなレシピがゆえ配合がシビア。店の営業をしながら微調整を繰り返し、現在のレシピにたどり着いた野﨑さんの渾身作です。

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