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実写版「Ghost of Tsushima」は「日本人キャスト&全編日本語で」と監督が意欲!

MOVIE WALKER PRESS

キアヌ・リーヴス主演の「ジョン・ウィック」シリーズを手掛けたチャド・スタエルスキ監督が、「Collider」のインタビューで、現在制作準備中の人気ゲーム「Ghost of Tsushima」の実写映画版について言及。同作をオール日本人キャストの全編日本語作品として制作する意欲をあらわにした。

2020年に「PS4」のソフトとしてリリースされた「Ghost of Tsushima」は、1274年に起きた文永の役を題材にしたアクションゲーム。黒澤明作品から影響を受けた映画クオリティの殺陣表現が大きな話題を呼び、世界中でゲーム賞を受賞。発売から2年間で全世界売上本数970万本を突破し、2021年3月にはスタエルスキ監督のメガホンのもとソニー・ピクチャーズ製作で映画化されることが発表された。

インタビューのなかでスタエルスキ監督は「黒澤明は私の人生にもっとも大きな影響を与えたトップ5に入る人物。私は16歳の時に初めて日本に行き、日本という国を、そこに暮らす人々や言語を愛しています」と日本文化への敬意と愛情をのぞかせると、作中で描かれる出来事を“正しく描く”ことへのこだわりを語る。「これは日本で起きた出来事。だからこそ、すべて日本人のキャストで、すべて日本語で。ソニー側も我々の後押しをしてくれています」。

さらにスタエルスキ監督は、近年Netflixなどのストリーマーによって世界中のコンテンツを観ることができるようになったなかでも、いまだに言語の壁があることに触れ、「これは大きな挑戦です」と強調。「英語を話さない映画を作るために、誰も2億ドルの制作費を出してくれないことはわかっています。だからこそクレバーになって、作品やスタジオに対する責任を理解し、そして自分たちの望むかたちでより壮大なものを作り上げていく必要があります」と、あらゆるものを超越した視覚的に魅力的な作品にする意気込みを力説した。

現在「ジョン・ウィック」シリーズの第4作『John Wick: Chapter 4』のポストプロダクション中のスタエルスキ監督。「Ghost of Tsushima」の詳しい製作時期やキャスト、公開時期などについてはまだ明らかになっていない。世界中を魅了した人気ゲームがどのような映画に生まれ変わるのか。続報に期待はふくらむばかりだ。

文/久保田 和馬
 
   

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