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「怒濤の映像体験!」「ワンダに号泣」…『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が“衝撃作”とされる理由をファンの声から考察する

MOVIE WALKER PRESS

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のMovieNEXが、8月5日(金)にリリースされる。発売を前に、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)いちの衝撃作ともいえる本作について、MOVIE WALKER PRESSのTwitterにてアンケートを実施したところ、

「MCU全作品観ているが、それでもすごかった」(20代・男性)
「大迫力かつ繊細な魔術アクションがかっこいい。とにかくストレンジ先生がかっこよすぎた!」(30代・男性)
「映像美、ストーリーのおもしろさ、最高でした!!!」(20代・女性)
「MCUの代表的な魔法使いの壮絶なバトルとマルチバースの広がりが見どころ」(30代・男性)

など熱いメッセージが寄せられ、満足度は5点満点中で4.4点を叩きだした。そんな本作の魅力を、ファンからのリアルな声と共に再発見していきたい。

■巨匠サム・ライミらしいホラーテイストが存分に炸裂!

MCUでは通算28作目、ベネディクト・カンバーバッチ扮する元天才外科医の魔術師ドクター・ストレンジを主人公とした作品としては2作目となる本作。トビー・マグワイア版の「スパイダーマン」三部作をヒットに導いたサム・ライミが、久しぶりのアメコミ映画の監督を務めていることがまず大きなポイントだ。

「マーベル×サム・ライミによる最高のケミストリー。マルチバースを旅する怒濤の映像体験!」(40代・男性)
「サム・ライミ監督が久しぶりにアメコミヒーローで!ホラーで!映画を撮ってくれた!それだけで大満足です」(30代・男性)
「サム・ライミ版『スパイダーマン』が好きだった人はどこか懐かしさを覚えるかも」(30代・女性)

と彼の手腕に対する賞賛が集まっている。「死霊のはらわた」シリーズを生みだしたサム・ライミらしいホラーテイストを全面に押しだしており、「サム・ライミ監督の得意とするホラー要素もしっかりおもしろく描かれており、いろいろな感情を揺さぶる作品になっていた」(10代・男性)といった声も上がっている、これまでのMCU作品とは一線を画した1作だ。

■マルチバースのアイデアがもたらすストーリー展開と映像表現

そんな本作の物語をおさらいしておきたい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(22)で、ドクター・ストレンジが禁断の呪文を使い、“マルチバース”と呼ばれる並行世界への扉を開いてしまってから数か月。謎の少女を巨大怪物から守り致命傷を負う夢を見て目を覚ましたストレンジは、その日、かつての恋人クリスティーン(レイチェル・マクアダムス)の結婚式を訪れたところ、夢で見た少女が怪物に襲われている事態に遭遇する。

アメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)と名乗る少女の話から、昨日の夢がマルチバースの別次元での出来事だと理解したストレンジは、マルチバースの知識が豊富なワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)のもとを訪れる。しかし、ワンダはチャベスの持つ次元移動能力をねらっており、ストレンジは最強の魔女から逃れるため、チャベスと共にあらゆる次元を旅していくことになる。

「MCUはとても細かく作り込んでいろいろな伏線を様々な形で回収してくれるので、マルチバースには期待しかありません!」(30代・女性)
「マルチバースが本格導入されたことで、物語の幅が無限の彼方まで拡がっている」(40代・男性)

これらの言葉が並んでいるように、本作の最大の見どころといえば、多元宇宙、パラレルワールドとも言い換えられるマルチバースのアイデアがもたらすおもしろさだろう。

例えば、「マルチバースを連続移動するシーンの映像がすごかった」(30代・男性)というコメントにあるように、次元の壁を超えていく様子を、実写からアニメショーンまで様々なタッチの映像を用いて表現。複雑な世界観を視覚的にわかりやすくかつユーモラスに描いている。

ほかにもマルチバースならではの展開が次々と繰り広げられ、チャベスを守ろうとするポニーテールが印象的な“ディフェンダー・ストレンジ”、地球を救った英雄として銅像が建てられている“スプリーム・ストレンジ”など、次元によって異なるバージョンのストレンジが登場する。

なかでも、亡くなったディフェンダー・ストレンジの遺体を甦らせた“デッド・ストレンジ”はインパクト大。「ゾンビみたいなストレンジが甦るシーンに爆笑しちゃいました!」(50代・女性)と印象に残ったシーンとして挙げている人も多かった。

さらに映画終盤に登場する邪悪な雰囲気の“シニスター・ストレンジ”とのバトルもユニーク。特に音楽に合わせて魔術で音符を飛ばし合う戦いはユーモラスかつ幻想的で、まさに『ドクター・ストレンジ』らしいひと幕。「音楽に合わせた映像、楽譜の音符を使って攻撃するシーンがとっても好き」(20代・男性)、「音符バトルが、めちゃめちゃ美しくて、カッコよくて、映像も綺麗でもう本当に最高でした」(20代・男性)など、多くの感想が寄せられていた見せ場の一つだ。

また、マルチバースを生かした本作最大のサプライズが、“イルミナティ”と呼ばれる別次元のアベンジャーズ的ヒーローチームの存在だ。「X-MEN」のプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア、「ファンタスティック・フォー」のミスター・ファンタスティックらの登場には、「いままでたくさんのマーベル映画を観てきたのでとても驚いた」(20代・男性)、「これまでもMCU外のマーベル映画との関連を示唆する描写はあったが、ついにプロフェッサーXが登場したのは非常に印象深い。必ずしも、我々の知るX-MENのプロフェッサーではなくとも、どこかでつながっているのではないかと感じさせてくれた」(20代・その他)とファンにとって感慨深い瞬間になったようだ。

■ドラマをもたらすキャラクターたちの人間味がエモい…

個性豊かなキャラクターが一堂に会した本作だが、やはり注目すべきは主人公のストレンジ。自己中心的だった彼は、あらゆるユニバースの自分や自らの欠点と向き合い、またチャベスとの交流を通じて他人を信じることを学んでいく。自分一人ですべてを解決することで、かえって新たな問題を生んでしまうことも多かったストレンジが、人を頼ることで新たな道を模索していく。そんな一人の人間としての成長にグッとさせられる人も多かったようだ。

「様々なスタイルのストレンジ先生に出会えるすばらしい作品だった!知的でジョークが辛辣なのは変わらずも、初登場の時よりずっと人間らしく、血の通った判断ができるようになっていた。完璧でいながら成長もするという、最高のキャラクター」(30代・女性)
「いつも傲慢で上から目線のドクター・ストレンジが様々な世界を渡り歩いて、別世界の元恋人に『自分が抱く恐れと向き合って』と言われ、自分のなかの弱さと向き合う人間味あるシーンでは、彼はヒーローでありながらも一人の人間なのだと思わされた」(30代・男性)

「ストレンジがクリスティーンに『すべての世界で君を愛してる』と言ったシーンがよかった!」(20代・女性)とあるように、かつての恋人クリスティーンに対して、胸中を明らかにするひと幕も…そんな人間味あふれるストレンジの姿は新鮮に見えるはずだ。

また、ストレンジの相棒として新たに登場するチャベスも、チャーミングでどこか生意気ながらも、自らの特異な能力を使いこなすことができずに悩むティーンらしいキャラクター。友人であり師でもあるストレンジに励まされ、自分の力を信じようとしていく姿には心を打つものがあり、好意的な感想が並んでいた。

「新登場のアメリカ・チャベスが非常にチャーミング。ストレンジとのやり取りは、歳の離れた兄妹のよう。今後、魔術師としてストレンジの傍らに立つ彼女の登場が楽しみ」(20代・その他)
「ニューフェイスのアメリカ・チャベスはかわいくて、パワーを使うごとに星が出てくるところがめちゃくちゃよくて、もうファンになりました!」(20代・女性)

一方でヴィランとして登場するのが、“スカーレット・ウィッチ”こと闇落ちしたワンダ。圧倒的な力で次々と邪魔するものを消していく、あまりに強い姿は圧巻だ。

「いままでにない仕留め方でヒーローを次々と血祭りに上げるワンダは、まさにダークヒーローと言えます。ある意味、非常にかっこいい!」(30代・女性)
「ワンダの狂気がすばらしい」(40代・男性)

そんな彼女は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)で愛する人、ヴィジョンを失い、その悲しみから心を壊し、ドラマシリーズ「ワンダビジョン」ではヴィジョンや2人の息子ビリーとトミーとの理想の家庭を魔術で創りだした。だが、やがてその過ちに気づいて手放し…と、どうしても幸せをつかめない悲運の女性。本作で闇落ちするきっかけも、チャベスの力を手に入れ、別次元に存在する息子たちの母親になりたいというもの。「ワンダがビリーとトミーといる幸せな夢を見ていたのに目が覚めるところがつらすぎて…。いきなりその時点で号泣でした」(20代・女性)などあまりにせつない境遇、最後の選択は涙なしには観られないはずだ。

■ファンが考えるMCUの魅力と今後への期待

MCU作品にあまり触れてこなかった人にも1本の映画としてオススメしたい『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。その理由をファンに尋ねると、下記のような意見が上がってきた。

「友情、家族愛、ホラー、アクション、SF、映画としての醍醐味のすべてが詰まっている」(20代・女性)
「いままで体験したことのない映像を見ることができる」(50代・男性)
「すべてのキャラに感情移入ができるところが魅力的。ただのヒーロー映画でなく、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』はみんなが自分自身をそれぞれ見つける、理解する映画だと伝えたいです」(20代・女性)

ジャンル映画的な楽しさ、ユニークな世界を描写した目を奪われる映像美、個性豊かなでどこか身近なキャラクターたち…といった映画としてのおもしろさに満ちている。これはMCUシリーズ全体にも当てはまることだろう。さらにMCUのどこに惹かれるのか?という問いに対しても、

「どこかこの世界の片隅で起こっている事柄を描いているのではないかと思わせてくれる身近な生活感がすてき。完全な絵空事ではないから親近感を持って楽しめる」(20代・その他)
「どの作品から観てもいい!あなたの共感できる人物、応援したくなる人物が絶対にいるはず。ヒーローだけでなくヴィランですら、その対象になり得る」(30代・女性)
「どの作品も同じ世界線でつながっていてクロスオーバーするところが魅力的で胸熱です」(30代・女性)

と熱量の高いコメントがずらり。また、現在公開中の『ソー:ラブ&サンダー』だけでなく、先日の「サンディエゴ・コミコン2022」で『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(11月11日公開)、さらに<フェーズ5>以降の最新情報も明かされた今後のMCU。新作映画やドラマが続々と公開&配信され、広がり続けているこの壮大な世界観の展開についても、期待の声が寄せられた。

「MCUシリーズがどのように展開していくのか、新しい世代のヒーロー、ヒロインが生まれてくることに期待!」(40代・男性)
「いつも期待と不安をぶっ飛ばして、これが最高のエンタテインメントだと言わんばかりに観客を楽しませてくれるMCUの世界。映画館がまた驚きと喜びと感動であふれるのを楽しみにしています!」(30代・女性)
「いまの時点でこれからどうなるの!?続きは!?という作品がたくさんあるなか、また続きが気になる作品が増えそうで戦々恐々。みんな早く集合してくれ~!」(20代・女性)

「『あなたは幸せ?』『ヒーローとは?』といった抽象的なテーマを落とし込みながらも、映画という短い時間のなかでうまく表現できるのはすごい」(10代・男性)、「マルチバースを本格的に扱った作品で、見応え十分で今後の展開に期待ができると感じた。記念すべきこの作品を、マーベルが巨匠に任せたことは大正解」(40代・男性)とあるように、1本の映画としてよくできているのはもちろんのこと、シリーズものとしての魅力も随所にちりばめられている『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』。

MovieNEXには、カギを握る重要人物アメリカ・チャベスや独自の世界観を作りだすサム・ライミ監督の視点をひも解く映像、未公開シーンなど、作品をより楽しめる特典が満載。あわせてチェックすれば、本作、ひいてはMCUのマジカルな世界に魅了されてしまうことだろう。

構成・文/サンクレイオ翼
 
   

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