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【ユニコーンに乗って】永野芽郁の演技も霞む、スタートアップIT企業の「リアリティ欠如」

asagei MUSE

「ドリームポニーはビルの2フロアを占めているはずなのに、開発や運営に関わっている社員は主要キャストの6人ほどだけ。佐奈が確認していた人事労務の画面でも、CEOの佐奈と新入社員の小鳥が同じページに表示されているなど、どれだけ小規模な会社なのかと呆れるほどです。それなのにベンチャーキャピタルを訪れた佐奈は2億円の投資を依頼していたのですから、一体何に使うのかと首をひねらざるを得ないですね」(前出・IT系ライター)

このオフショットに写っている6人だけでドリームポニーは回っているようだ。ドラマ「ユニコーンに乗って」公式ツイッター(@unicorn_tbs)より。

 IT企業の業務拡大ではサーバーや通信環境の強化に資金が必要なほか、開発環境の強化も必須。通常ならエンジニアを大量に採用したり、外部ベンダーへの外注も日常茶飯事だ。

 ところが本作では、アプリ開発のほとんどを佐奈の周りにいるスタッフだけで対応。新入社員で大学生エンジニアの森本海斗(坂東龍汰)がUIも3Dレンダリングも手掛け、エンジニアリングマネージャーで創業チームの一人である栗木次郎(前原滉)がテスト環境や実装の確認を行っているのである。

「本作の制作陣はそれこそメルカリやDeNA、GMOやサイバーエージェントといった今どきのIT企業を取材してないんじゃないでしょうか。実際のオフィスは旧来の企業とさほど変わらないほどに人口密度が高いですし、そもそも数十万人のユーザーを抱えるアプリを持つ企業なら社員も100人単位でいるのが当たり前です。それがまるで家内制手工業が如くの人数しかいないのは、リアリティ欠如にもほどがあるというもの。永野主演の『ハコヅメ』で警察署にどれほどの警察官がいたのか、思い出してほしいものですね」(前出・IT系ライター)

 エドテック企業なら、ユーザー対応の部署にもかなりの人員を抱えているはず。次回以降はぜひ、そういった「IT企業のリアル」を見せてほしいものだ。

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※トップ画像はドラマユニコーンに乗って」公式インスタグラム(@unicorn_tbs)より。

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