『鋼鉄神ジーグ』ビジュアル (C)永井豪/ダイナミック企画・ビルドベース

【画像】えっ、なんか既視感… これが40~50代に刺さりそうな「春アニメ」です(6枚)

新作アニメだけでなく、たまには再放送も

 多数ある春アニメからどの作品を追うか、そろそろ決まった頃かもしれません。2024年春季も例年の春と同様に粒ぞろいの印象ですが、もしいずれもピンと来ないという人は再放送アニメをチェックしてみてはいかがでしょうか。今回は今期の再放送アニメから、特におすすめの3作品をあげていきます。

『神之塔 -Tower of God-』

 日本人でも存分に楽しめる韓国発や中国発のアニメが多数放送されている昨今ですが、そのなかでも有数の面白さだったのが韓国のWebマンガを原作とした2020年放送の『神之塔 -Tower of God-』です。本作は第2期『神之塔 -Tower of God- 王子の帰還』が2024年7月から放送されていることが発表されています。

『神之塔 -Tower of God-』は大切な女の子を探すため伝説の「塔」に入り込んだ少年の夜が、仲間やライバルとともに過酷な試練をクリアしながら頂上を目指していく冒険ファンタジーです。第2期では原作でも人気の「王子の帰還」「工房戦」が展開されますが、これらの面白さは相当なものだけに、ぜひこの再放送から続けて楽しんでほしいところです。

『神之塔 -Tower of God-』は毎週日曜23時からTOKYO MXなどで放送中です。

『NieR:Automata Ver1.1a』

『NieR:Automata Ver1.1a』は2017年に発売されたゲーム『NieR:Automata』を原作とするアニメで、西暦5012年の地球に飛来してきたエイリアンや彼らが作り出す機械生命体と、人類が最終兵器として生み出した新型アンドロイドとの戦いが描かれます。

 本作の第1クールは2023年1月から放送されましたが、第2クールが2024年に放送されることが発表されており、その予習として最適の再放送です。今回の再放送は、ゲームから引き続き多くの人を魅了する世界観を堪能する絶好のチャンスといえるでしょう。

『NieR:Automata Ver1.1a』は毎週水曜24時30分からTOKYO MXほかにて放送中です。

『鋼鉄神ジーグ』

 ここまでは理由が分かりやすい再放送ですが、不思議なのが『鋼鉄神ジーグ』です。本作は1975年に永井豪先生が手がけたアニメ『鋼鉄ジーグ』の続編として制作され、2007年にWOWOWで放送されたロボットアニメです。特に2024年がアニバーサリーイヤーというわけでもなく、しかも放送局をまたいでの再放送となりますが、放送時は視聴者が限られていたため今回の地上波初放送を喜んでいる人もいるでしょう。

『鋼鉄神ジーグ』は『鋼鉄ジーグ』の50年後を舞台に、謎の結界「ゾーン」に覆われ連絡不能になった九州を望む地で、高校生ライダーの草薙剣児が地中から現れたハニワ幻神と遭遇することから物語が始まります。最近では珍しい直球の熱血ロボットアニメであり、またクオリティも高いため2024年のいまも観る価値は充分でしょう。

『鋼鉄神ジーグ』は毎週日曜25時50分からテレビ東京ほかにて放送中です。

『デレマス』と『シャニマス』を見比べるのも面白いかも

 ここまで紹介した作品以外にも、シリーズ最新作『アイドルマスター シャイニーカラーズ』が現在放送中の『アイドルマスター シンデレラガールズ』や、前クールで完結した『SYNDUALITY Noir』、NHK Eテレに放送局を移した『はたらく細胞』、同じくNHK Eテレの『ラディアン』など今期は再放送作品も魅力的なラインナップです。

 春アニメは新作だけで60本を超える大ボリュームですが、余裕があれば再放送アニメにも手を出してみましょう。