『フィギュアーツZERO シャンクス(頂上決戦Ver.)』(BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ))

【画像】パジャマ姿? まさかの芸能人で「実写化(?)」されたシャンクス(4枚)

シャンクスに「イキり」疑惑浮上

『ONE PIECE』で序盤から登場し、主人公ルフィとも親しいものの、まだまだ謎の多いのが四皇・赤髪のシャンクスです。ルフィの命の恩人であると同時に憧れの海賊で、世界最強の剣豪ジュラキュール・ミホークとも渡り合う実力を持ち、マリンフォード頂上戦争では海軍と海賊の間に入り戦争を止めるなど、数々の実績と伝説があります。

 物語の節目で活躍を見せる作中屈指の人気キャラですが、最終章になってネット上では「急にイキり始めたな」といった声も上がっていました。

※この記事では『ONE PIECE』の単行本未収録の内容を含みます。

 シャンクスは「ワノ国編」が終わると、「ワンピース(ひとつなぎの大秘宝)を奪りにいく」ために動き出します。カイドウたちが負けた後、ワノ国にルフィたちの首を取りに来た海軍大将・緑牛を遠くから覇王色の覇気を飛ばして退けた際、シャンクスは「海賊の歴史を変えて疲れ切った『新緑』達に…そりゃあちょっとヤボじゃないか」と言っていました。しかし、この発言の後に1079話でキッドとエルバフで戦った際のシャンクスは、必殺技「神避(かむさり)」で相手を一撃で沈めてしまいます。

 キッドが繰り出そうとした「電磁砲」の威力のすさまじさを、シャンクスが「見聞色の覇気」で察知して、事前に確実に仕留めた場面でしたが、「格下相手にオーバーキルすぎる」と話題になりました。その他、ネット上では「カイドウとビッグ・マムがいなくなった途端にイキり始めるシャンクス」「他の四皇が入れ替わって、勝てるって思ってから動いてないか?」「そもそも、ルフィたちがロードポーネグリフ集めてから動き出すってどうよ」といった声が上がっています。

 またマリンフォード頂上戦争を終結させた際も、シャンクスはタイミングを見計らっていたのではないかと疑われているようです。シャンクス率いる赤髪海賊団が参戦したタイミングは、エースはおろか白ひげまで死亡した後のことでした。前日にカイドウと「新世界」で「小競り合い」を起こしたとのことで、遅れてもしょうがない状況ではありますが、白ひげが死んでから間もない最終局面で登場したことに対して、「白ひげが死んだ途端にイキって頂上戦争に登場してない?」「ルフィは助けたいけど、白ひげにもエースにも死んで欲しかった理由があるのか」などと指摘する声があります。

 その他、もともと「黒幕説」もあるシャンクスに関しては、「ことごとく都合のいいタイミングで出てくるよね」「全部シャンクスの計算どおりという疑惑が拭えない」「頂上戦争でルフィをギリギリのところで助けたのって、将来的にカイドウとビッグ・マムにぶつけさせるためだと考えたら完璧な流れだよね」と、いろんな意見が出ており、その動向にさらに注目が集まっているようです。

 1054話では、シャンクスがルフィとの思い出を振り返った際、1話で近海の主に腕を食いちぎられたのも「計算通り」だったのではないかと思える意味深な描写がありました。その他、これまでのエピソードを振り返ると、シャンクスにとって有利な状況になるよう仕掛けていると思われる描写が散見されるため、「シャンクスが全てのシナリオを描いているのではないか」という声もあります。最終章で、シャンクスの「陰謀」が明らかになる日は来るのでしょうか。