フランキーの最終章での活躍は? 画像は「ONE PIECE ワンピース 15thシーズン 魚人島編 piece.12」(エイベックスピクチャーズ)

【画像】伏線なのか? フランキーの手配書になったメカたちを見る(4枚)

フランキーの天才的な創作技術は血筋だった?

『ONE PIECE(ワンピース)』に登場するフランキーは、麦わらの一味が現在乗っているサウザントサニー号を生み出した、腕利きの船大工です。作中ではネタキャラとして、おちゃらけている印象が強いですが、一瞬にして橋(装飾付き)を作り出したり、バトル中なのに空中に階段を作ったりと、創作において素晴らしい才能を持っています。

 ほかの麦わらの一味同様、船大工のフランキーにも手配書が制作されていますが、その手配書が「いろいろおかしいのでは?」と読者の間で意見が飛び交っています。

 フランキーの手配書は作中で計3枚登場しています。1枚目はフランキーの横顔が映っていましたが、2枚目、3枚目はフランキーではなく、「フランキーが制作したもの」が映っていました。2枚目はロボットのフランキー将軍、3番目に至ってはサウザントサニー号の写真が掲載されています。

 手配書の写真だけではなく、名前も正確ではありません。忘れている人もいるかもしれませんが、「フランキー」はアイスバーグが付けた愛称で、本名はカティ・フラムです。「エニエス・ロビー編」では、サイファーポールのロブ・ルッチがフランキーの本名を明かすシーンもありました。

 サイファーポールは世界政府直属の諜報機関のため、世界政府に情報が渡っていないはずがありません。世界政府はフランキーの本名を知っていながら、手配書にわざわざ「FRANKY」と記載しているようなのです。

 フランキー本人が「カティ・フラム」と名乗らないのは、過去の出来事があり、その名を捨てたからです。そして、カティ・フラムは書類上で死亡したとされています。しかし、世界政府が海賊であるフランキーの想いをくみ取ってくれた、なんてことはおかしい話ですし、書類の変更が面倒だったためフランキーとして制作した、というのも納得がいきません。

 ほかのメンバーの手配書はしっかり本人を撮影できている訳ですから、フランキーだけ撮影できない、という理由も考えにくいです。世界政府には、フランキーの写真を載せられない、本名を公開できない理由があると考えるのが自然ではないでしょうか?

 世界政府が間違いだらけの手配書を制作した理由として読者の間では、「単純に『フランキー』という名前が有名だから」という意見と、「フランキーの血筋に大物がいる」という意見に分かれているようです。

 フランキーは幼い頃に海賊だった親に捨てられてしまい、アイスバーグやトムと一緒に船を造るようになりました。このフランキーを捨てたカティ家に秘密がある、と考える読者がいるようです。

 トムの話によると、フランキーはわずか10歳でガラクタから大砲を作り上げ、ほかにも海列車に跳ね飛ばされ、瀕死の状態でたどり着いた廃船のガラクタで自らをサイボーグ化してしまうなど、生まれながらに天才的な技術を持っています。生まれ持った血筋で素晴らしい技術を受け継いだと考えると、どこか腑に落ちる気もします。

 以前、サンジの手配書ものちに伏線回収されたため、フランキーの手配書についても明かされる日が来るのかもしれません。フランキーの手配書は最終章の重要なカギを握るのか、注目が集まっています。