ブオーンの強力な攻撃に誰もが大苦戦? 画像はPS2版『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』パッケージ(スクウェア・エニックス)

【画像】ファン悲鳴!トラウマキャラをプレイ画面で振り返り!

「もう無理!」とコントローラーを投げ出したくなるレベルのボス!

 鬱展開やおどろおどろしい演出があるゲームは、ゲーム好きの間で「トラウマゲー」と呼ばれていますが、ジャンル関係なく、何度挑んでも勝てないボスそのものが、トラウマになっているパターンも少なくありません。コツコツとレベル上げをしたり、パーティーを見直したはずが、何度もゲームオーバーになって投げ出してしまった……なんて方もいるはずです。

事前知識を持たずに挑むのは無謀!『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』ブオーン

『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』(以下、『ドラクエV』)において、初めてプレイした人たちにトラウマを残した強敵がブオーンです。2本の角と翼、3つの目を持つブオーンは、もともと大富豪・ルドマンの先祖・ルドルフによって封印されていましたが、主人公の青年期後半になると封印が解けて戦闘が発生します。

 ブオーンは多彩な行動パターンと高い攻撃力が特徴のボスであり、軽い気持ちで挑んだところ全滅させられたプレイヤーも少なくありません。レベルの低いキャラは通常攻撃でHPの大半を削られるだけでなく、全体攻撃の「はげしいほのお」や「いなずま」で圧倒されてしまいます。

 さらにブオーンは「スカラ」で守備力を上げるため、「ルカナン」や「いてつくはどう」といった対策も必須です。また、PS2リメイク版でのブオーンはランダムで2回行動するため、準備が不十分な状態で挑むと大苦戦するボスといえるでしょう。ストーリー上、必ず倒す必要がある相手のため、確実に倒せるようにレベル上げと装備を揃えておくことは必須です。

運が悪いと手も足も出ない!『ポケットモンスター金・銀』ミルタンク

「ポケモン」シリーズ完全新作としては2作目となる『ポケットモンスター金・銀』で、ノーマルタイプのジムリーダー・アカネが使用するミルタンクも、トラウマとして名高いキャラです。見た目はかわいいミルタンクですが、ファンの間では「ミルタンクが倒せない」というワードが共通認識になっているほど、プレイヤーにトラウマを植え付けました。

 ミルタンクが繰り出す「ころがる」は、最初のターンでは威力30と比較的弱い技かと思いきや、2ターン目は60、3ターン目は120……と、相手に攻撃が当たるたびに威力が倍になっていく技です。「きずぐすり」などでなんとか乗り切ったはずが、次のターンで回復もむなしく、ポケモンが戦闘不能になってしまったプレイヤーも続出しました。

 他にもミルタンクは、威力が高い上に3割の確率で相手をひるませて行動不能にしてくる「ふみつけ」、「♂ポケモン」を一定の確率で行動不能にする「メロメロ」と、こちらを何もできない状態にする技を備えています。もし運良くHPを削ることができても、回復技「ミルクのみ」で復活……という、隙のなさはプレイヤーたちに大きなトラウマを与えました。

 ちなみにポケモン交換をしてくれるNPCから、ノーマルタイプと相性の良い「かくとうタイプ」のポケモン・ワンリキーを手に入れるといった形で対策が可能ですが、それでもレベルをしっかり上げておかないと返り討ちにされてしまいます。アカネはストーリー上3番目に挑むこととなるジムリーダーですが、あまりの強さに序盤にも関わらず心が折れた方もいるのではないでしょうか。

どんどん増えて逃げ場がない!『スーパーマリオサンシャイン』マンタ

 2002年に発売されたニンテンドーゲームキューブ用ソフト『スーパーマリオサンシャイン』に登場するボス、「ふしぎせいぶつ マンタ」はあまりの強さから「トラウマンタ」と呼ばれています。

 突如ビーチに出現したマンタは、移動した場所に触れると攻撃を喰らう汚れを残しながら行動します。マンタに水をかけて攻撃するとどんどん分裂していき、さらに96体まで分裂しきると、マンタが赤色になって近づいてくるのです。気づいたら大量のマンタに囲まれていた……なんてことも。マンタにぶつかったマリオは大きく吹っ飛ばされますが、その先で別のマンタや汚れにぶつかって連続ダメージを食らったり、逃げ場を失ったりしてしまう状況は、まさにトラウマです。

 ちなみに『スプラトゥーン3』において、主要キャラである「すりみ連合」のメンバー、マンタローと戦闘するシーンはこのマンタのパロディとなっており、かつて苦戦させられた強敵を思い出すプレイヤーも続出していました。

 トラウマ級に強かったボスは、大人になった今でも苦戦させられるほどの難易度があります。だからこそ、勝てたときの喜びもより一層強く感じられるのかもしれませんね。