エネルが再登場する可能性は? 『ONE PIECE Eternal Log “SKYPIEA”』(エイベックスピクチャーズ)

【画像】人気は右肩上がりだけど? なかなか再登場しない『ワンピース』キャラたち(5枚)

触れられずに終わったら謎でしかないキャラも!

『ONE PIECE(ワンピース)』は1000を超えるキャラが登場していますが、なかでも初期に登場していたキャラの人気がとても高いです。初期に登場したキャラの多くは、読者から「再び本編に登場してほしい!」と期待する声があがっています。しかし、最終章に突入したにも関わらず、再登場を心待ちにされている初期キャラたちは、本編に登場しそうな気配がほとんどありません。そんな、読者からの期待だけがひたすら高まっている、『ONE PIECE』の人気キャラを振り返ります。

 まずは、「ゴロゴロの実」の能力者である、エネルです。「空島編」までのエピソード史上、もっとも読者に絶望感を与えたのはエネルしかいない、と言い切れるほど最強の敵として描かれていました。最強最悪の敵として恐れられていたエネルでしたが、「ゴムゴムの実」の能力者・ルフィによってコテンパンに倒されてしまいます。

 ほとんど敵なしの「ゴロゴロの実」の能力で「神」と自称するエネルが、ルフィを前にすると途端に弱くなってしまうギャップにハマってしまったファンも多いようです。また、エネルが中心人物として登場する扉絵連載「エネルのスペース大作戦」では、伏線になりそうな含みのあるイラストが話題を集めています。

 実際に、最終章突入後すぐに「Vol.17 カラクリ島で生まれたあの日」に描かれていたカラクリ島に関わりの深い人物が登場し、「エネルが本編に復活する日も近いのでは?」という声もあがっています。しかし「空島編」終了以降、本編に登場することはなく、「最終章でも登場シーンなしかもしれない……」と不安の声もあがっています。

 続いて、破戒僧海賊団の僧長を務める、ウルージです。いまのところ、最悪の世代で唯一、麦わらの一味と深い関わりを持っていない人物で、「最終章こそは!」と再登場を期待されています。ウルージ自身の詳細もあまり明かされておらず、背中に生えた翼の秘密などについての考察も盛りあがっています。

 謎のカリスマ性を持っているウルージは、作中では船員から僧正(そうじょう)と呼ばれ、現実でも神のようにあがめる熱狂的なファンがいます。もし、期待だけさせておきながら再登場がなければ、ウルジスト(ウルージファンの総称)たちが悲しみに暮れるのは確実です。ウルジストたちの心の安寧のためにも、最終章での活躍を期待せずにはいられません。

 最後は、珍獣島で出会った、ガイモンです。『ONE PIECE』で唯一、たった1話でエピソードが完結した、第22話「あんたが珍獣」の登場キャラでした。はじめの頃に一度、登場しただけなのに、いまだに話題が絶えないインパクトの強いキャラです。

 ガイモン自身の再登場もそうですが、第22話は『ONE PIECE』のエピソードのなかでも特に特殊だったため、読者の間では「いつか回収される、伏線があるはず!」と、さまざまな意見が交わされています。もし最終章でも、本編との関わりが描かれなかったら、「あの話はなんだったんだ?」と、読者からのつっこみが殺到しそうです。