電動開閉式ルーフが採用された「ホンダ CR-Xデルソル」(さのかさん提供)

【マンガ】車の魅力を余すところなく表現。緻密な描写やこだわりのカラーリングは必見! 本編を読む

実体験をもとに描かれた「車好き」の心をつかむマンガ

 さのかさん(@chiri_nurugo)がTwitterで『私の車』と題したマンガを公開しています。自分の車を初めて購入したときの思い出が描かれた作品です。さのかさんが最初に買ったのは、1992年式の「CR-Xデルソル」。作中では「変形ロボみたい」な構造やオープンカーの楽しさとともに、初めての愛車にまつわるワクワク感が表現されています。

 本作では、モノクロを基本としながらも、ポイントとなる部分のみフルカラーで着色するという演出が加えられました。躍動感のある自動車の動きの描写や、カラーで塗られた部分の美しさにも注目したい作品です。

 読者からは「はるか昔こういうこと自分にもあったなぁ」「オープンカーの開放感は格別」「このワクワクたまらんよね」などのコメントが寄せられました。Twitter投稿には1800件を超えるいいねがついています。

 作者のさのかさんに、お話を聞きました。

ーーこのマンガを描いてTwitterで公開しようと考えたきっかけを教えて下さい。

 1年ほど前に「デルソル」を手放した時から、いつかマンガにしたいなという思いがありました。

ーー本作は実際の思い出をもとにフィクションを交えたマンガとのことですが、どの部分がフィクションですか?

 登場人物は全く実在の人物とは違うイメージで描いております。ですが、起こったことは実際の思い出のままです。

ーーさのかさんが感じた「ホンダ CR-Xデルソル」の魅力を、あらためて詳しく教えて下さい。

 発売当時は先代からガラリとイメージチェンジしたせいで、あまり評判が良くなかったようですが、オープン機構・軽快な走り・しっかりと広く快適な室内空間と、楽しさが詰まった車だと思います。ガチの車好き、走りを楽しむタイプの人でなくても、乗って楽しい見て楽しい車じゃないでしょうか。

ーー今後、乗ってみたい車はありますか?

 もう1度、2シーターオープンに乗りたいです!



納車の前に実際に乗せてもらってオープンカーの楽しさを実感(さのかさん提供)

ーー作中のカラーの表現がとてもキレイでした。着色でこだわった部分や難しかったことなどがあればお聞かせ下さい。

 このマンガで描きたかったことのひとつがそれだったので、こだわりました。

 当時の思い出として、色鮮やかで綺麗なオレンジ色の塗装と、初めてオープンカーに乗せてもらった時に見上げた夜空が特に印象に残っています。読み手にもその感動を共有してもらいたかったので、そこだけを着色し印象付けられるようにしたかったのです。

 実際のものよりも自分が感じた印象に近付けるよう、いろんな資料写真をかき集めて時間をかけました。

ーー読者からの作品に対する反応では、どのような声が特に印象に残りましたか?

 トランストップという電動オープン機構が特徴の車ですが、「まだきちんと動いている」「いつ壊れるか心配」という「デルソル」あるあるコメントが多くて面白かったです。私も乗っていた頃は、いつ壊れるかとヒヤヒヤしていました! ちなみに私の車は、手放す時まで純正パーツのまましっかり動いていたのが自慢です。