斎藤一初登場巻からたびたび蕎麦を食べる描写がある 『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』モノクロ版 7 Kindle版(著:和月伸宏/集英社)

【画像】実写版・斎藤一の再現度が高い!

元新選組・斎藤一が吐くセリフはかっこいいものばかり!

『るろうに剣心』に登場する剣客・斎藤一。剣心も一目置く剣の腕と、登場してから終始貫く「悪・即・斬」の信念は格好良く、憧れてしまう存在です。さらにその信念から発せられるセリフも男前なものが数多くあります。この記事では、「明日使いたい斎藤一の男前ゼリフ」を紹介します。

友達との対戦で使えるセリフ

 まずは、斎藤と剣心が久々の対面をしたシーン。斎藤は神谷道場で剣心の帰りを待ち、剣心が現れたところで「不殺」について詰問します。その信念が剣客として弱くしたとなじるも剣心は「不殺」を貫くと宣言。これを聞いた斎藤は刀を抜き切っ先を剣心に向けこう言います……。

「お前の全てを否定してやる」

 私たちがこのセリフを使えそうなシチュエーションといえば、友人との「格闘ゲーム対戦」でしょう。友達のあまりにも噛みごたえのない実力を不憫に思い、こちらが手を抜いてプレーしてあげているとします。最初は友人もこちらが本気を出していないことを認識し申し訳なさをもちながらプレーしますが、こちらが「本気の二歩手前」ぐらいでうっかり負けてしまったりすると、友人は勘違いゾーンに突入。調子に乗って挑発、あおり、増長が繰り返されるようになったら、上記の斎藤のセリフを食らわせ、容赦なくゲーム内でボコりましょう。

面接で使えるセリフ

 続いては、京都編の志々雄一派「魚沼宇水」戦でのセリフです。そもそも宇水は「隙あらば志々雄を殺してもいい」という条件のもと十本刀に入りますが、志々雄の実力に目的(信念)をあきらめます。しかしプライドが許さず在籍していました。斎藤はこれを看破したうえ、牙突零式で宇水の体を真っぷたつにし勝利。宇水は、自分は信念を捨てたが、「悪・即・斬」の信念をいつまで貫くのか? と斎藤に問います。すると、斎藤は一遍のよどみなくこう答えます……。 

「無論 死ぬまで」

 この男前ゼリフはバイトの面接で使えそうです。雇い主側から「どの程度の期間働けますか?」と尋ねられた際、上記のセリフをならいやる気をアピールしましょう。雇い主にすれば長期で働いてくれる人材を欲しているケースが多いので好感を持たれること請け合いです。



斎藤が時尾という妻がいることを明かした際、剣心は菩薩のような人でないと務まらないと推測した 『るろうに剣心』モノクロ版 9 Kindle版(著:和月伸宏/集英社)

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さりげなく妻を褒めるキュートな斎藤一

夏の終り、セミに遭遇したら

 剣心対志々雄の頂上決戦。志々雄は剣心の胸倉をつかみ、紅蓮腕でダウンをとります。そこに木の扉を牙突でぶち破り乱入してきた斎藤。この時、発した言葉もまたかっこいい……。

「手負い一人片付けた程度で油断するその甘さが今も昔も貴様の命取りだ」

 これも使えそうなシチュエーションがあります。夏、命を燃やし尽くしたセミが路上で仰向けになっているのをよく見かけます。友人がそのセミを道の端に寄せようと触れた瞬間、「ジジジ」と突然息を吹き返し飛び去る、なんて経験ありませんか? ノーモーションで蘇るセミに驚愕している連れに、「手負い一人片付けた程度で油断するその甘さが今も昔も貴様の命取りだ」と斎藤のセリフを叩き込めば、友人も今後油断せずに生活していくことでしょう。

自分のパートナーを褒める時に…

 京都編の新月村でのエピソード。この村に住む少年・栄次の家族は、尖角ら志々雄一派に殺されてしまいました。そんな状況のなか、剣心や斎藤がこの村を訪れ尖角を撃破。これにより一派は撤退しますが、ひとり遺された栄次を案じる剣心に斎藤が「(妻)時尾に預ける」と申し出ました。結婚していたことに驚く剣心に斎藤はさりげなくこう言います……。 

「時尾はできた女だ」

 一見、なんでもないようなセリフですが、他人に自分の妻を褒めるような言葉を口にするのはなかなかできないものです。第三者に自分の妻(夫)やパートナーを褒めるという行為は思いのほか好意的に捉えられ、発した人物に対し人格者、誠実な人と受け止められるようです。会社や学校でパートナーの手作り弁当を褒められた時、パートナーが見立てたファッションを褒められた時などに「(パートナー)はできた女だ」「(パートナー)はできた男だ」と発すれば、誠実さが伝わり、悪い虫も寄り付かないことでしょう。ただやりすぎるとノロケやらマウントとってるやらと嫉妬を買ってしまうので注意が必要です。

* * *

 斎藤の男前ゼリフをこのようにまとめてみると、志々雄一派との対決「京都編」に集中しています。現在、連載中の「北海道編」でも斎藤は登場していますので、今後もかっこいい、言いたいセリフは増えていきそうです。