洗浄性能はいまいち?ノンブラシ洗車機のデメリット

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汚れが落ちづらい

ノンブラシ洗車機は流水と水圧のみで汚れを落とすため、洗浄性能は直接こすり落とすブラシ洗車機に劣ります。水圧はガン式洗車機より高圧であるものの、噴射口が遠いぶんガン洗車よりも汚れは落ちづらいといえるでしょう。

一見キレイに見えても拭き上げると汚れが残っています。また、水垢や油汚れ、鳥のフンや虫などこびりついた汚れは落としきれません。洗剤洗車を選べば油汚れやこびりついた汚れに対する洗浄力は高まるものの、やはり絶対的な洗浄性能は手洗いやブラシ洗車機に劣ります。

下回りが洗えない

ノンブラシ洗車は下回りの汚れは落とせません。また、タイヤやサイドステップ周りは洗い残しがやや目立ちます。当然、ホイールにこびりついたブレーキダストやピッチ、タールなども落とすことはできません。

車の上部は上面と側面のノズルの両方で洗浄されるものの、車体下部は洗、浄回数が少ないうえ頑固な汚れが付きがちであるため、どうしても落としきれない汚れが残ってしまいます。

その弱点を補うために、タイヤやサイドステップを重点的に洗うオプションが選択できるノンブラシ洗車機もあります。

料金が高い

他の洗車機よりも利用料金が高いのもノンブラシ洗車機のデメリットです。ブラシ洗車機の料金が400円程度からなのに対し、ノンブラシ洗車機はもっとも安い水洗いであっても600〜800円と利用料金が高額です。

200〜300円程度で使えるうえ、車体下部の汚れも落としやすいガン式高圧洗車機と比べると非常に割高ではあるものの、最後にブローで水滴を飛ばしてくれる点と、背が高く洗いづらいミニバンやハイトワゴンの天井が洗える点は全自動式のノンブラシ洗車機を利用する大きなメリットです。

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ノンブラシ洗車機の使い方

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ノンブラシ洗車機の使い方は、ブラシ洗車機と同じく以下の通りです。

  1. 所定の位置に車を停める
  2. エンジンを停止する
  3. ドアミラー・アンテナを畳む
  4. 窓が閉まっていることを確認
  5. 料金を投入
  6. コースを選択(水洗い・洗剤洗車・コーティング洗車など)
  7. 装備品を選択(ルーフレール・キャリア・スアスポイラーの有無など)
  8. オプションを選択(ゆっくり洗車・ゆっくり乾燥・ホイール洗浄・サイドステップ洗浄など)
  9. 車から降りて施錠
  10. 洗車が終わるまで待つ
  11. 洗車終了後に水滴を拭き取る

コースやオプションなどは洗車機の製造メーカーによって異なります。洗車中は装置周辺に水が飛び散るため、車から離れて待ちましょう。ノンブラシ洗車機にも車に乗ったまま洗車してくれるドライブスルータイプがあります。