便利な全自動洗車機の使用は傷が心配です。しかし、高圧水噴射のみで汚れを落とすノンブラシ洗車機なら心配無用。プロが施工したガラスコーティング車にも安心して使えます。

傷の心配なく洗車を任せられるノンブラシ洗車機のメリット、デメリットや、ノンブラシ洗車機を使うべき車などについて解説します。

ノンブラシ洗車機とは?

©Tomasz Zajda/stock.adobe.com

ノンブラシ洗車機(ノーブラシ洗車機)とは、その名の通りブラシを使わない全自動洗車機です。回転ブラシを使わず水の高圧噴射だけでボディの汚れを落とすため、ブラシ洗車機のように傷が付く心配がありません。

外観形状は従来の門型洗車機と同様であるものの、ノンブラシ洗車機の内部はブラシの代わりに車の上面と両側面用の噴射ノズルが備わり、それらが往復してボディ全体を全自動で洗浄してくれます。洗浄後はエアブローで水滴を吹き飛ばすため、簡単な拭き上げだけで洗車を終わらせられます。

つまり、車全体を全自動で洗ってくれるガン式高圧洗車機がノンブラシ洗車機といえます。

(広告の後にも続きます)

水だけで洗うノンブラシ洗車機のメリット

©yumeyume/stock.adobe.com

ボディに傷が付かない

ノンブラシ洗車機は、ボディに直接触れることなく洗車できるのが特徴です。近年のブラシ洗車機は傷が付きづらい不繊布やウレタンが用いられているとはいえ、タイミングが悪く洗車ブラシに異物が付着していたりすると傷が付く恐れがあります。回転ブラシを使わないノンブラシ洗車機は傷の心配なく使える全自動洗車機です。

複雑なボディ形状やパーツもキレイにできる

ブラシ洗車機は回転ブラシが当たった部分しか洗えないため、複雑な形状のグリルやバンパーなどはどうしても部分的な洗い残しができてしまいます。

その点、ノンブラシ洗車なら水の噴射が当たる部分であれば汚れをかき落とすことができます。ブラシ式洗車機では洗えないリアスポイラーの裏側など汚れも洗い流してくれます。

水洗いのみなら短時間で終わる

ノンブラシ洗車機の水洗いなら、洗車とエアブローの2往復程度で済むためわずか5分ほどで洗車を終わらせられます。それに対し、多くのブラシ式洗車機は、もっとも安価なコースでも洗剤洗車となっており、工程数が多いため時間がかかります。

もちろん、ノンブラシ洗車にも洗剤洗車やコーティング洗車のコースも用意されているため、時間をかけてしっかりと洗うことも可能です。短時間で終わるノンブラシ洗車機の水洗いは、車を大至急キレイにする必要に迫られたときに最適です。