災害で水道が止まってしまったときに、洗濯物をどうするかは大きな問題です。洗濯ができないと、においなどの不快感があるのはもちろん、汚れた衣類を着続けることで皮膚の炎症など身体的なトラブルにつながってしまうこともあります。
これまで防災ニッポンで紹介してきた、洗濯機を使わなくても少ない水で洗濯する方法を2つ試して比較してみます。さらに洗濯物を減らす工夫も紹介します。
今回紹介する洗濯方法は、キャンプや旅行時、少量だけ洗濯したいときなど、日常でも役立ちます。
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少ない水で洗濯する方法2つ
防災ニッポンではこれまで、災害時に少ない水で洗濯する方法として、下記の2つの方法を紹介しました。
・ポリ袋に衣類・重曹・少量の水を入れてもみ洗いする方法
(参照:「かほなんのサバイバル術・防災編(後編)災害時の洗濯と新聞紙活用術」)
・市販の洗濯バッグを利用して洗濯する方法
(参照:「レジャーや災害時に!下着を洗濯する専用グッズを試してみた」)
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2つの方法を試して水がどのくらい必要なのか検証します。また、同じ白いTシャツを2枚用意して、ラー油としょうゆのシミをつけ、どのくらい汚れが落ちるのかも見ていきます。
重曹とポリ袋を使う
記事・動画(読売オンライン「【東海キャンパーズ】さばいどる かほなん直伝!!サバイバル術~防災編(後編)」)では重曹や水の具体的な量に言及はありませんが、動画を見ながら、おおよそこのくらいではないかという量を使っていきます。
【使う物】
ポリ袋(45Lの物を用意しました)、重曹大さじ1、水
【洗濯方法】
(1) ポリ袋に重曹大さじ1入れ、洗濯物がつかる程度の水を入れて溶かす。
(2) 洗濯物を入れて、袋の上からもみ洗いする
(3) 2回ほどすすぐ
重曹を落とせているのかわかりづらい
普通の洗濯洗剤と違って泡が立たないのですすぎは楽でしたが、本当に重曹が落とせているのかわかりにくいと感じました。
ポリ袋は柔らかくてもみ洗いしやすいですが、繰り返し使っていると破れて水漏れしそうです。