椎名林檎のグッズデザインが、周囲に援助や配慮を必要としていることを知らせるために使用される「ヘルプマーク」に酷似していた問題。11月1日には、販売元のユニバーサル・ミュージックが再び謝罪したが、いまだ本人はコメントなしという異常事態が繰り広げられている。
「問題となっているのは、11月に発売予定だったリミックスアルバム『百薬の長』の特典として公表されたグッズデザインです。カードケースは赤字に白の十字マークとりんご、マスクケースは白地に赤い十字マークなどがデザインされています。カードケースは『ヘルプマーク』に、マスクケースも『赤十字マーク』と酷似していると、SNSで物議を醸したんです」(芸能記者)
広告の後にも続きます
デザインを巡り、批判の声が多く見られたが、その後の対応もまずかった。グッズが発表されたのは10月7日。その直後から批判が沸き起こっていたにもかかわらず、公式サイトに「ただいま発売元のユニバーサル・ミュージックが対応について協議をしております」と知らせが出たのは、11日だった。そうこうしている間に、ヘルプマーク考案者である東京都から、14日には「早急の対応」が要請されるという事態に。最終的に、18日にはユニバーサル・ミュージックがデザイン改訂を発表したものの、対応の遅さを指摘する声が多く見られた。
そして、11月1日にユニバーサル・ミュージックは新たに声明を発表。《当該商品は、ユニバーサル ミュージックが独自に企画立案し、制作、そして発売を弊社の責任・管理下のもと、進めていた作品となります。今回問題となった【UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤】の付属グッズは、椎名林檎本人が参画・監修した制作物ではありません。》などと釈明した。