ルイ・ロブション初のショコラトリーが表参道にオープン!

流行を押さえた大人の街・表参道エリアにオープンしたのが今回紹介するチョコレート専門店「Eclat de Chocolat Louis Robuchon」です。
フレンチの巨匠と名高いジョエル・ロブション。その息子であるルイ・ロブションの初めてのショコラトリーとなっていて、店名には、幸せを願う心と人生に輝きを持ってほしいという思いを込めたそう。東京メトロ表参道駅A1出口から徒歩約5分とアクセス抜群で、白を基調としたスタイリッシュかつおしゃれな建物の1階にあります。

「Eclat de Chocolat Louis Robuchon」のオーナー、ルイ・ロブションさん

扉の向こうには、外観と同じく白をベースにした非日常を感じられる空間が広がってます。
ショーケースにはルイ・ロブションのセンスが光る美しいビジュアルのショコラが。自分用にはもちろん、ギフトにもぴったりなので、じっくりと眺めてビビッと惹かれたものをオーダーしてみて。

テイクアウトして家でじっくり楽しむのもよいですが、併設されているギャラリーではイートインも可能です。ふらっと訪れても優雅なひとときを過ごせますよ。

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まるでフレンチのフルコース。ガストロノミックなショコラが織りなす未体験の味わい

今回紹介するのは、ルイ・ロブションがこだわり抜いて作った「エクラ・ドゥ・ショコラ “ラ・ガストロノミー”」4000円と「エクラ・ドゥ・ショコラ “ラ・デギュスタシオン”」6300円。

まずすべてのラインアップに共通して言えるのは口どけのよさ。指先でつかんだだけで溶けていくほどなめらかに仕上げられています。どちらもチョコを通してこれまでにない体験をさせてくれること間違いなしです!

「ラ・ガストロノミー」※4月下旬からの販売

「ラ・ガストロノミー」はフレンチのフルコースのように仕立てたショコラ4個セット。それぞれ、ルイ・ロブションがジョエル・ロブションの料理や思い出の品などからインスパイアを受けて作ったショコラとなっています。テーマ通り、コースのようにアミューズ・ブーシュ、前菜、メイン、デセールと順番に楽しむのがおすすめの食べ方!ここからはコース順に紹介していきます。
 
【アミューズ・ブーシュ】白トリュフ&コンテチーズ
フレンチのコースでは食前に酒とともに提供されるおつまみのようなものをアミューズ・ブーシュといいます。
ジョエル・ロブションの代表的なアミューズ・ブーシュをオマージュしたショコラで、白トリュフとコンテチーズの豊かな香りが口に入れた瞬間に広がります。それとともにホワイトチョコレートの甘さもたしかに感じられる独特な味わいです。ここから始まるショコラ体験のワクワクを感じさせてくれます!

【前菜】プラリネ“イベリコ・ベジョータ”
プラリネ仕立てにしたイベリコ豚の生ハムが入ったショコラ。チョコレートの甘みと生ハムの塩味、うま味が噛むたびに溶け出してきます。また、クルミが入っているため食感も楽しく、「ピアマンデスペレット」というフランス・バスク地方特産の香辛料がアクセントとなっていて、ショコラ全体の味のまとまりのよさが魅力です。

【メイン】フォアグラ〜ロッシーニ仕立て〜
筆者が特に驚いたショコラが「フォアグラ〜ロッシーニ仕立て〜」です。ジョエル・ロブションのスペシャリテである「牛ヒレ肉とフォアグラのロッシーニ風」を表現したショコラとなっていて、ひと口食べると肉のうま味を感じられる衝撃の味わい。
牛肉に見立てたビターなショコラをガナッシュが包み込むことで、うま味と塩味、酸味が一体感を生み出しているそう。メインを担うだけあって、これまでのショコラでは体験できない個性的な味を届けてくれる、コースの代表的な味わいでした。

【デセール】クレーム・ブリュレ
ルイ・ロブションにとって、父ジョエル・ロブションとの絆を表現したショコラ。幼少期に、父がレストランから持ち帰ってきてくれたクレーム・ブリュレから連想してできたショコラなのだとか。
ショコラは2層仕立てで上の層はキャラメルのガナッシュ、下の層にはバニラ、卵のリキュール、ホワイトチョコレートを合わせています。ブリュレのカラメリゼした表面の食感と味わいが頭に浮かぶほど繊細かつ忠実に表現された味わいでした。
 
甘みや苦みだけでなく、うま味や塩味などの味わいをショコラとまとめ、さまざまな料理を見事に表現しています。
筆者にとってこれまでにない体験で、ショコラの大きな可能性を感じさせられました。