創業110年以上という伝統のなかで築き上げた高い技術力を誇る日本の老舗メーカー山本光学。ゴーグルブランド「SWANS」とサングラスブランド「OUTLAND」の’24-25季の話題を「JSP SNOW EXPO JAPAN2024」(2024年2月13-14日開催@パシフィコ横浜)で聞いてみた。

OUTBACKのフレームカラーが5色に!

「OUTBACK」は「呼吸するゴーグル」として昨シーズン登場して大きな注目を浴びたモデル。SWANSが誇る「A-BLOWシステム」と歪みの少ないシリンドリカルレンズを搭載している。‘24-25シーズン、フレーム形状や機能性は継続となるがデザイン変更となり、フレームカラーがバラエティに5色になった。

「A-BLOWシステム」は、フレームサイドのパーツを前面に押し出すとフレームからレンズがポップアップし、ゴーグル内の湿気を外に逃がして換気をしてくれる機能だ。サイドカントリーやバックカントリーでもハイクアップが1時間以内ならPOP UPをした状態で登行したり、ON-OFFを切替をしながらいけば、曇ることなくクリアな視界で滑走ができる。

(広告の後にも続きます)

新しいのにクラシック・オールドスタイルな「FZ911」と「FZ619」もイチ押し!

「OUTBACK」や「RIDGELINE」「RACAN」「ROVO」とULTRA LENSやフォトクロミックなど、優れたレンズ性能とベンチレーション機能を持つモデルが揃い、パワフルなラインナップのSWANSゴーグルだが、’24-25季は「ひと味違った」新顔が加わることになった。

FZ911

ラウンドシルエットが個性的で、クラシックな雰囲気が漂う「FZ911」。大きくカーブしたシェイプで死角がなくなり、ワイドな視界が広がるのが特徴。顔に当たる部分のフォームが柔らかく立体的なため、快適なフィット感が得られる。紫外線の量に反応し、レンズの明るさが自動的に周囲の明るさに合わせて調整される調光レンズのフォトクロミックを採用。

FZ619

コンパクトなサイズ感のフレームが特徴。シェイプはオールドスクールなシルエットで、往年のスキーヤーにとっては懐かしい!レトロ感がたまらないのでは。小型で厚みが薄めであることでレンズと眼の距離が近いため、しっかりと広い視界が確保されている。なんといっても気になるのは、オールドスクールにふさわしい、「スワン印」とスワンエンブレムが施された「FZ-619-MPDH」のストラップだ。創業100年を迎えた山本光学が一番初めにSWANSを世に出した頃のデザインそのままなのだという。フレームカラーもストラップとコーディネイトされており、このレトロ感はもはや逆に新鮮!