コーヒーや料理を引き立てる黒で統一された店内

目黒駅から徒歩約10分。目黒通り沿いにある「Café & Bar Keiga no Toki」は、「新しいコーヒー文化やカフェ文化の発信」と「素材の可能性を広げる」をコンセプトにしたカフェ&バー。店主のカフェユニフォームである赤いネクタイと、ネイビーのシャツをモチーフにしたロゴが目印です。

「料理やドリンクを引き立てたい」との思いから黒で統一したというシンプルなコンクリート調の店内は、落ち着いた雰囲気。料理を照らす照明にもこだわっていて、席ごとに太陽光を再現した特別なスポットライトが当たるように設計されているのだそう。

テーブル9席、カウンター5席、個室1室と、席のバリエーションも豊富。ひとりでゆっくりしたい時や、複数の友人とおしゃべりを楽しみたい時など、利用シーンに合わせて席を選べるのもポイントです。

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新しい可能性がたっぷり詰まった「白いコーヒー」

「白いコーヒー」600円

「Keiga no Toki」では、コーヒーに紅茶、日本茶、ノンカフェインティー、ノンアルコール、ワインにカクテルといったアルコールメニューなど、約100種類のドリンクメニューをラインアップ。どれも身近な食材の可能性を表現するため、こだわりや一工夫を加えたメニューばかりです。

まるでお茶のような見た目の「白いコーヒー」は、「Keiga no Toki」の看板メニュー。ドイチャン村という、タイ北部チェンライにあるタイを代表するコーヒーの木の栽培地で収穫された希少豆を使用したコーヒーで、特別な焙煎方法が採用されています。

その特別な焙煎方法とは、コーヒー豆を黒く焦がさない超低温焙煎のこと。超低温で焙煎することでコーヒー豆に含まれているうま味成分や栄養素を余すことなく引き出せるのだとか。

通常焙煎されたコーヒー豆と白いコーヒーの豆を比べてみると、色の差は一目瞭然。コーヒー豆本来の色がそのまま残っているのが特徴です。入れ方も普通のコーヒーとは違い、粉末状にし、急須でゆっくり時間をかけて煮出す方法が採用されています。

コーヒー特有の苦味はなく、まろやかな風味が特徴。お茶のようなうま味や香ばしさが引き立つあっさりとした味わいは、超低温焙煎の白コーヒーならでは。普段、モーニングや仕事中に嗜好品として何気なく飲むだけではわからない、焙煎方法や豆の種類で大きく変わるコーヒーの魅力を堪能できる1杯です。

「白いコーヒー×レモングラス×バタフライビー×自然栽培煎茶」750円

白いコーヒーの違ったおいしさを追求するメニューとして、「COFFEE TEA BLEND」というジャンルも展開中。「白いコーヒー×レモングラス×バタフライビー×自然栽培煎茶」は、その名のとおり、熊本県産のレモングラスと奈良県産煎茶、オーガニックハーブブレンドを白いコーヒーと組み合わせた1杯。ハーブティーのような、爽やかですっきりとした味わいが楽しめます。コーヒーとハーブティー、煎茶を組み合わせたドリンクは、ほかのカフェではなかなか出合えないメニューです。

レモングラスとバタフライピーのさわやかで華やかな香りと白いコーヒーのコク、煎茶の渋みが絶妙にマッチ。鮮やかなピーコックブルーの色味も美しく、見て楽しい、飲んでおいしい1杯になっています。

「白いコーヒー出汁のおでん 5種の盛り合わせ」1100円

白いコーヒーはうま味成分が豊富で、実は料理にも使える食材。静岡県出身の店主がそれを面白いと思い開発したのが「白いコーヒー出汁のおでん」。バータイムの17時から注文することができ、おつまみとして人気のメニューです。おでん種は基本的に店主におまかせですが、好みに合わせてリクエストすることもできます。

通常のおでんに比べてまろやかさがプラスされた「白いコーヒー出汁のおでん」は、素材の味が引き立つやさしい味わい。コーヒーの味が全面にでてくることはなく、隠し味のようにコーヒーの香ばしさを堪能することができます。

おでんは身近で素朴な料理ですが、食材を少し変えるだけでもっと面白くなるという「Keiga no Toki」のコンセプト「素材の可能性を広げる」を体現した1品です。