ヨーロッパのまさに中心に位置するチェコ共和国の首都プラハはヨーロッパの中でも街の美しさは格別です。
プラハは歴史地区として世界遺産に登録されており、中世の雰囲気が残る美しい街並みが魅力で、まさに街中が美術館のような光景で溢れています。
ヨーロッパの中でも比較的物価が安く、プラハの街はコンパクトで観光がしやすいこともあり、世界中の観光客で溢れる人気の都市です。
プラハ観光の3大ハイライト
プラハ最古のカレル橋
プラハの街はヴルタヴァ川（モルダウ）川に架かる、1402年に完成した
プラハ最古の石橋「カレル橋」
によって二分されています。
旧市街とプラハ城をつなぐカレル橋は、長さおよそ520ｍ、幅は10mの
歩行者専用の橋
で、ヴルタヴァ川に架かるいくつかある橋の中でも特に人気の観光名所です。
橋の欄干に沿ってカトリック教の守護聖人の像が全部で30体
並んでおり、その中でも、聖ヤン・ネポムツキー像が特に有名で、像の台座に触れると幸運が訪れるという言い伝えがあるため、いつも人だかりができています。
プラハの街並みを見ながら川を渡ることができるので
写真撮影にも人気
の場所です。
橋を渡った先はプラハ城へと続く道
となり、道中にはお土産屋やカフェ、レストランも豊富なのでぶらぶらと散歩を楽しむのにも最適です。しかし、この辺りは観光客を狙ったスリなどが多いので気をつけながら観光を楽しんでください！
世界遺産の旧市街
プラハの街の中でも1番賑わっているのが旧市街エリアです。
歴史地区は
世界遺産にも登録
されており、まるで
中世ヨーロッパにタイムスリップしたような感覚を楽しめます
。色彩鮮やかなバロック建築やゴシック様式の教会などの建築物が多く、可愛いパステルカラーの家々が並んでいます。
飲食店やお土産屋などが多く集まり、散策や買い物におすすめのスポットですが、旧市街は石畳の道が続くので、歩きやすいスニーカーなどでの散策がおすすめです。
600年前の天文時計
旧市街の中でも、9時から21時まで
1時間ごとにからくりが動き出す中世時代の天文時計
は必見です。
15世紀に造られた天文時計
ですが、その外観の美しさや精巧さには驚かされます。毎時ちょうどの鐘が鳴る時間帯には多くの観光客が集まりますよ。
プラハ城
世界の中でも最も古くて大きい城で、約70,000m²の敷地面積を有するプラハ城。
プラハ観光の中心地の旧市街から徒歩で30分、トラムと徒歩で15分程の丘の上に位置しており、敷地内には
旧王宮、ヴィート大聖堂、セントジョージバシリカ、聖ローゼンバーグ宮殿
などの見どころがあります。
プラハ城の正門で正午ちょうどに行われる
衛兵の交代式
も見どころの1つです。
プラハ城の敷地内への入場自体は無料
で、基本的に自由に出入りできますが、
城内の各建物に入場する際には入場料が発生
します。
聖ヴィート大聖堂
聖ヴィート大聖堂には礼拝のほか、チェコ王、女王の戴冠式も行われていた場所で、
チェコの守護聖人、聖ヴァーツラフが埋葬
されています。
プラハで最も大きく最高傑作のゴシック様式建築物とされる教会
ですので、プラハ城を訪れた際にはぜひ入場してみて下さい。なお、写真撮影をする場合には入場料とは別に写真撮影料がかかります。
聖ヴィート大聖堂内部の大きさは、全長124m、高さ33mで、鮮やかで
美しいステンドグラス
が印象的な教会です。中でも、チェコの画家アルフォンス・ミュシャが製作した
「聖キリルと聖メトディウス」はチェコ芸術の最高傑作
と言われており必見です！
プラハ城からも十分に市街を一望できますが、更に高い所からの景色を楽しみたい方はぜひ、聖ヴィート大聖堂の南塔に登って見て下さい。287段の階段がありますが、頂上からの景色は格別です。
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プラハの交通情報
交通機関を使って移動が楽々！
旧市街の近くあれば徒歩でも移動が可能
なのがプラハの魅力ですが、チェコの公共交通機関は非常に発達しているので必要に応じて利用してみて下さい。
地下鉄、トラム、バスなどの公共機関を利用して効率よく移動
することができます。
時間制の共通チケット
どの交通機関でも共通してチケットが使える
こと、距離ではなく
時間制で料金が決まる
のが特徴です。短距離ライド（30分）と長距離ライド（90分）の2種類に分かれており、チケットはメトロの駅や街のキオスクのようなお店で購入できます。クレジットカードも使える新型の券売機もありますが、旧型の券売機では紙幣やカードが使用できないため、
小銭の準備
が必須です。
1番安い「30分ライド」の切符のほか、頻繁に交通機関を使って移動予定がある方は、「24時間パス」、「72時間パス」を利用すると更にお得です。なお、最新情報は事前にホームページ等でもご確認下さい。
打刻忘れに注意
チケットを購入後したら、電車は乗る前に、バスは乗ってから、設置してある
黄色い機械に打刻する必要
があります。
ヨーロッパ諸国の電車の場合、日本のような改札がないことも多くあり、実際にはチケットを持たなくても電車に乗れてしまう場合があります。チェコもそのようになっているのですが、時折検札に回っている係の人がおり、見つかると罰金を科せられるのできちんとチケットは保持し、打刻を忘れずにしておきましょう。特に観光客は打刻の必要を知らないことも多いため、残念ながら検札のターゲットにされてしまうこともあるようです。
タクシー
プラハのタクシー料金は
メーター制
で決まっています。
しかし、残念ながらプラハは観光客を狙った
悪質ドライバーが多い
ようで、空港にも「タクシーのぼったくりに注意！」という看板が立っているほどでした。料金交渉をしてくるドライバーやドアに料金表が載っていないタクシーは悪質ドライバーの可能性があるので注意が必要です。
もし、
タクシーが必要な場合にはホテルのフロントなどに頼んで呼んでもらう
ことをおすすめします。また、配車アプリを利用するのもおすすめです。
UberやBoltを活用
近年、プラハでは「Uber」と同じ形態の「Bolt」と呼ばれる
配車アプリが人気で利用率が高い
ので、
事前にアプリを取得しておくのも便利
です。
チェコ語や英語が得意でなくても事前に行き先の登録ができ、おおよその料金も把握できるのが利点です。
また、空港にはUber配車用の機械が並んでおり、
空港から市内に行く際の利用にもとても便利
です。有人カウンターもあり、事前に支払を済ませて乗車することもできるのでおすすめです。
