絵本のページから抜け出してきたような店内の装飾にときめく

竹富島の美しい町並みの中にひっそりとたたずむ「Cafe Kanoa」は、店主のこだわりが詰まった小さなカフェです。昔ながらの石積みの塀の先に設置された小さな看板が目印です。竹富島は、徒歩でもゆっくりと観光を楽しむことができる小さな島ですが、ビーチや3つある集落を巡るには、自転車がオススメ。こちらのカフェは、竹富港から徒歩20分、自転車で10分のところにあります。

中庭の緑の植物が「Cafe Kanoa」の窓ガラスに反射して見える様子は、まるで木の窓枠に入った一枚の絵のようです。

店内の家具や照明、小物などの装飾品に至る全てに店主の「好き」が詰まった店内は 、一歩足を踏み入れた瞬間別世界が広がります。

カウンター席の奥がオープンキッチンになっているので、店主の三木さんとゆっくりおしゃべりをするのを楽しみに来店されるお客さまもいるそうです。カウンターの上には、アンティークのコーヒーミルや島で採れたパッションフルーツの実などが並んでいました。

店内の照明は、1つずつ三木さんが気に入ったものを時間をかけて揃えてきたとのこと。どこを切り取っても絵本のページをめくっているような雰囲気です。

窓からは、お料理やスイーツなどのトッピングに使用するハーブやお花が見えます。

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沖縄産の食材を使ったスイーツとドリンクが人気

注文は、入り口近くに置かれたチョークボードのメニュー から。ドリンクメニューには、コーヒーや紅茶、スムージーなどのほか、ワインやビールといったアルコールドリンクもあり、食事と一緒に楽しむ事ができるのも嬉しいポイントです。

「Cafe Kanoa」で1番人気の「紅芋チーズケーキ」650円は、サクサクのクッキーの下地の上になめらかな紅芋チーズの生地が絶妙なバランスの一皿です。添えられたフルーツの酸味と甘すぎない生クリームで最後まで飽きのこない味わいを楽しめます。色鮮やかなハイビスカスティー600円と共に。

星砂が散りばめられた器は、竹富島の青い海や天の川が見える夜空のイメージと重なると三木さんは話します。

「長命草の抹茶バスチー」650円と「黒糖オレ」700円も人気のメニューです。長命草とは、沖縄で多く分布するセリ科に属する多年草です。「一株食べると一日長生きする」とも言われているように栄養価が高く、昔から伝統的な島野菜として地元の人々に食されてきました。黒糖には多くのミネラルが含まれています。長命草と黒糖の力で旅の疲れを癒してみてはいかがでしょう。