梅雨のシーズンである6月は、旅行の足も遠のきがちですよね。ですが、6月の旅行であっても、『梅雨時ならでは』の楽しみ方ができるのです。ここでは、梅雨時だからこそ美しい自然を楽しめるおすすめの国内旅行プランを3種類紹介します。

京都府 梅雨時ならではの風物詩を楽しむ

まず紹介するのが、京都の風物詩を楽しむ旅行です。京都はオールシーズンにわたって人気のある観光地ですが、6月も風情のある楽しみ方ができます。京都旅行を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

舞鶴自然文化園で紫陽花を見よう

6月の京都は、色とりどりの紫陽花が咲き誇る季節です。特におすすめなのが、緑いっぱいの広大な敷地が魅力の舞鶴自然文化園です。

6~7月はアジサイまつりが開かれ、約100種、およそ10万本の紫陽花が雨露に濡れて色鮮やかに咲き誇ります。紫陽花の切り花や鉢植えも購入できるので、お土産としてもおすすめですよ。

【所在地】
京都府舞鶴市字多祢寺地内

【営業時間】
午前9:00~午後5:00

【定休日】
年末年始(12月29日~1月3日)

【入園料】
無料(ツバキ園とアジサイ園に限り有料期間あり 大人500円、小人250円)

【アクセス情報】
JR東舞鶴駅から京都交通バス小橋行きで30分

【電話番号】
0773-68-1187(舞鶴市花と緑の公社)

京都では鮎が解禁

京都では、6月に鮎漁が解禁されます。この時期が最も旬でおいしく味わえると言われており、毎年多くの鮎釣り客が訪れます。

毎年、『嵐山・若鮎祭』を主催する嵐山保勝会は、鮎の塩焼き1尾とノンアルコールの缶ビール1缶がセットとなっている『試食券』を、鮎漁解禁の時期に合わせて約1000人分配布しています。毎年大賑わいのイベントなので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

6月の京菓子 水無月

6月の旧暦名がついた和菓子『水無月』(みなづき)は、京都で古くから6月の最後の日に食べる習慣がある伝統的なお菓子です。ういろうに小豆をのせて固めた和菓子で、モチっとした食感と大粒の小豆のふっくらとした味わいを楽しめます。

口に入れると涼やかな風味が広がり、梅雨のじめじめとした空気や初夏の暑さを忘れさせてくれます。風情のある和菓子は、雨の京都にぴったりです。

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長野県 信州辰野ほたる祭り

次に紹介するのは、長野県の『信州辰野ほたる祭り』です。6月に開催されるこの祭りは非常に幻想的で、この時期しか見ることのできない特別な風景を楽しめると注目を集めています。1年でこのひとときしか見られない、贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

カップルで見たい幻想的な風景

日本有数のほたるの名所である松尾峡・ほたる童謡公園で、例年6月になると開かれるのが、『信州辰野ほたる祭り』です。6月上旬~中旬には、ゲンジボタルの発生がピークを迎えます。多い年では、1日1万匹以上が見られたこともあったそうです。

ゲンジボタルの乱舞のさなかにいると、まるで星空の中にいるような、美しく幻想的な風景を楽しめます。家族や友人と訪れてももちろん良いですが、やはり恋人同士でこの美しい光景を体験するのがおすすめです。ひと夏の思い出にいかがでしょうか。

アクセスとイベント内容

信州辰野ほたる祭りが行われるほたる童謡公園は、ほたるを見られるスポット周辺がきれいに整備されているため、足元を汚すことなく落ち着いて鑑賞できます。多くのほたるが飛び交う様子は、見物客から歓声があがるほど圧巻の光景です。

ほたるの鑑賞以外に、JR辰野駅前にあるイベントスペースでの太鼓演奏や屋台での買い物、パレードなども楽しめます。なお、ほたるは鑑賞のみで、捕獲や持ち出しは禁止ですのでご注意ください。

【所在地】
長野県上伊那郡辰野町大字平出1006-1

【入園料】
500円(高校生以上)、中学生以下無料 ※ほたる鑑賞期間中のみ

【アクセス情報】
中央自動車道伊北ICから約10分

【電話番号】
0266-41-0258(辰野ほたる祭り実行委員会)