ロシア空軍、戦争長期化でヘロヘロに?「自国内に爆弾誤投下」相次ぐ 1月だけで4回

昨年の事案を含めると、既に5回目だとか。

ロシア空軍は訓練も不十分か

 イギリス国防省は2024年1月30日、ロシア軍の航空機が、自国領内に誤って爆弾を投下する事態が相次いでいると発表しました。

 ロシアの独立系テレグラムニュースのアストラは2024年1月27日、ロシア軍の航空機が、ウクライナに隣接するベルゴロド地域に、FAB-250無誘導弾2発を誤って投下したと報道。最初の弾薬は農場に落ちたほか、2発目が市街地に着弾し、最大150人の民間人が避難を余儀なくされたとしています。

 

 イギリス国防省によると、ロシア軍が自国領土内に誤って爆弾を投下したのは、1月だけでも4回におよぶとのこと。2023年4月20日にベルゴロド市で発生した最初の事案を含めると、年間で5回目になるとしています。

 

 こうした事態が、出撃前に航空機を武装する際の不手際で発生したのか、それとも乗務員の不手際によるものかは確認できていないそう。ただ、両方の要因が組み合わさって発生した可能性があるとしています。

 

 イギリス国防省は、ロシア軍による自国領内への爆弾誤投下の頻度が増加している背景には、前線に配置されている航空要員や地上隊員の疲労が関係している可能性が高く、また訓練が不十分であることも示していると分析しています。