妖怪と一夜を過ごす!? 泊まれる妖怪ルームや怪談イベントも。<伝統工芸×文化財>のアートイベント「奇怪夜行」が今年も開催【福岡県柳川市】

福岡県柳川市の老舗料亭旅館「柳川藩主立花邸 御花」にて毎年開催される、妖怪たちが描かれた提灯の展示イベント「奇怪夜行」が8月4日からスタート。今年は特別イベントとして怪談師による怪談イベントも開催されるそう。文化財である御花さんの趣ある建物で、妖怪たちとの夏の夜を過ごしてみませんか?

 「奇怪夜行」とは

 

「奇怪夜行」は、「柳川藩主立花邸 御花」さんが、創業200年以上の歴史を持つ八女市の提灯屋「伊藤権次郎商店」さんとともに毎年夏に開催しているアートイベントです。今年は新たに、江戸時代創業の歴史ある久留米絣工房「森山絣工房」さんとも特別にコラボレーションし、奇怪な夏の夜を演出します。

 

 

2023 年のテーマは「河童」。

街中に水路がある柳川には昔から河童にまつわる文化が残っていて、柳川の水路沿いには河童の石像が、そして御花には代々受け継がれてきた「河童の手」があるなど、河童の存在がそこかしこに感じられるそう。今回はそんな柳川の人々には身近な妖怪である「河童」に改めて焦点をあてたものになっています。

 

 

また立花家史料館では、立花家に伝わる妖怪の絵巻物 「芸州武太夫物語絵巻」も展示されるんだとか。夜の御花で、妖怪の描かれた八女提灯と久留米絣が織り成す空間が楽しめるイベントです。

 

御花に伝わる河童の手

 

 

 

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怪談師 城谷歩氏による怪談イベントを開催【8 月 10 日】

今年は奇怪夜行特別イベントとして、怪談師の城谷歩氏による怪談イベントが 8 月 10 日に開催されます。文化財である御花の大広間の空間で城谷氏の怪談を楽しめる貴重な機会。当日はイベント参加者限定で奇怪夜行の展示も鑑賞できるそうです。