今回は6月に公開した記事の中で、アクセス数が多かった人気の上位3記事<テクニック編>を紹介します。みなさんが気になったのはどんな記事ですか!?

第3位

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ベテランキャンパーがやっている”雨キャンプの撤収術”もうあの憂鬱からサヨナラ!

キャンプに雨はつきものだけど、その対処方法を知っているのと知らないのとでは、キャンプの快適さが変わってくる。
そこで今回は、子どもとの過ごし方を紹介!

【雨キャンプの心構え】
雨キャンプはムリをすると危険なこともある。天気予報を必ずチェックして、台風など悪天候時には諦める勇気も大切だ。
またキャンプ地を変更したり、2泊のところを1泊にするなど、計画を変更して、安全第一で臨機応変に対応してキャンプを楽しもう。

■タープはいちばん最後に撤収しよう

雨のなかで撤収を行うときは、できるだけ荷物を濡らしたくない。そこでタープは、最後まで撤収せずに、雨よけとして建てておこう。

タープの下なら濡れずに撤収作業が行えるし、荷物を濡らさずに片づけることもできる。
蒸し暑い日は、レインウエアを着なくても作業ができるので、涼しくて作業もはかどる。

このときテーブルも、タープをたたむ直前まで出しておく。
濡れてしまった小物を拭いたり、収納したりする作業スペースになるので便利だ。

■道具はウエスで拭きながら収納

雨で濡れてしまったグッズは、きちんとウエスで水気を拭き取ってから収納したい。
ファニチャーなどのフレームが錆びて動きが鈍くなってしまったり、合板製のテーブル天板が、水分を吸ってゆがんでしまったりするのを防ぐことができる。

ウエスはすぐにビショビショになる。
さらに泥汚れが付いたウエスを使うと、かえってグッズを汚してしまうことにもなる。1枚ではなく3〜4枚と多めに準備しておこう。

■撤収時はクルマをタープの近くに止めて

収納した道具をクルマに積み込む際は、道具を濡らさないために、クルマをできるだけタープの近くに移動して、荷物を積みやすくするのがポイント。

ただしクルマを移動させる場合は、タープのロープを引っかけたり、ペグを踏んでしまわないように気をつけること。
子どもがいる場合は、クルマを動かすことと、クルマが停止するまで、タープの下でジッとしているようにきちんと伝えておく。

■テントやタープはとりあえず防水バッグへ

濡れてしまったテントやタープを、収納袋へたたんで収納するのは大変。
そこで用意しておくと役に立つのが、大型の防水バッグ。たたまずに突っ込むだけで収納が完了。

そのまま積み込んでも、ほかの荷物を濡らしてしまう心配がない。また、小物収納に使っていたコンテナボックスの中身を出して、そのなかに収納するのもあり。

さらに、空になったクーラーボックスを活用したり、厚手の大容量ビニール袋などに丸めて入れてしまうという方法もある。

出典:コールマン

コールマン アウトドアドライバッグ/L
5000円
濡れものの収納に便利な防滴バッグ。約110ℓの容量は、テントやタープが入る大きさ。

OGC ラゲッジボックスソフトコンテナ
各オープン価格
ラゲッジボックスにソフトコンテナがスッポリ入る「BAG in BOX」システムを採用。
雨の日はソフトコンテナを出して、空いたラゲッジボックスに濡れたタープなどを入れられる。

ソフトコンテナをラゲッジボックスに載せれば、出し入れしやすいラックのように使える。

■予期せぬ悪天候に見舞われたらどうすればいい?

予期せぬゲリラ豪雨や悪天候の場合は、まず風雨に弱いタープのロープやペグが緩んでいないかどうかチェック。
また、タープは強風には弱いので、風が強くなってきたらできる限り早めにたたむようにする。
状況によっては早期避難も考えよう。

もし夜中に大雨や強風に見舞われてテントが倒壊してしまったら、キャンプ場に相談。
状況によっては宿泊施設を借りることができたり、管理棟に避難できるかもしれない。
それができなければ、クルマに避難するなど、状況に応じて対処するようにしたい。

とはいえ、まずはそうなる前に、早めの撤収・避難する決断が重要となる。

TEXT/牛島義
ILLUST/岡本倫幸
出典/ガルヴィ2020年6月号