キャンプギアの中には、ロングセラーを続ける素晴らしい逸品がたくさんある。
今回はそんな名作ギアの中から、SOTOの「FUSION」を取り上げてみよう。

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主役級の活躍をするシングルバーナー

SOTOでは寒冷地向けのパワーガスを用意するほか、CB缶バーナーの地位向上に貢献してきた。
しかし、燃料直結のため大鍋での料理はできず、あくまでファミリーキャンプではサブの役割でしかなかった。

ところが、FUSIONは待望のレギュレーター搭載分離型。 各部にSOTOの技術が集結されており、発表されると瞬く間に評判となった。

軽量・コンパクト

重量250g、外形は410×120×H90mm。
収納サイズは片手に収まる幅110×75×H90mm。
バックパックに入れてトレッキングをしても苦にならない。

分離型+大型ゴトク

ゴトク径は165mm。4本脚なので小型クッカーはもちろん、SOTOのステンレスクッカーGORAの大鍋もしっかり支えてくれる。
分離型なので熱が燃料に影響しづらいのは大きなアドバンテージだ。

とろ火から高火力まで

寒冷地でも安定し、煮込み料理でも火力が落ちにくい。
火力は2.6kW(2,200kcal/h)で、使用時間はパワーガス使用で約1.5時間だ。

FUSIONで釣った魚をスモーク

釣りインストラクターをしている佐藤直樹さんはSOTOの「FUSION」を使って、スモークにするという。
早速、その様子を見せてもらった。

この日はわずか30分の間にニジマス3尾、川の主と思われるアマゴ1尾をゲット。
管理釣り場ではその場でBBQを楽しめるため、FUSIONを持ち込みその場で調理してもらった。

「釣りでは食べることも楽しみのひとつです。ニジマスは軽く塩をふってその場でスモークします。
30分ほど弱火にかけるんですが、FUSIONは炎口がすり鉢形状で風の影響を受けづらく、安定していました。
大型のアマゴはGORAフライパン22cmで蒸し焼きにしたのですが、少しはみ出た頭や尾びれまでしっかり熱が通りましたよ!」(佐藤さん)

フライパンにアルミホイルを敷き、その上に桜のチップを敷き詰めてスモーク。
アルミホイルでフタをして弱火をキープし、待つこと30分。

ニジマスのスモークとアマゴの包み焼き

ニジマスに軽く塩をふって表面の水分を乾かしたら、桜のチップで燻すのみ。
アマゴは好きな香草をおなかに詰め、トマトとレモンをのせる。
あとは市販のバジルソースをかけてアルミホイルで包むだけ。中火〜弱火で火を通せばできあがり。

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PHOTO/猪俣慎吾
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2018年8月号

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