今回はデュオ向けの「一枚布タープ×インナーテント就寝」。

手間も少なくスタイリッシュ

ぜひともカップルやデュオキャンプにおすすめしたいスタイルで、基本的にタープが設営できれば手間も少なくスタイリッシュ。

ほかにもメインポールの片側を落としてもう片側を上げる手法(「オガワ張り」として知られる)もあるが、今回は開放感・通気性を重視してのタープ側面片側上げスタイルを提案している。

設営の手順

1.まずは通常の手順どおりにタープを設営する。

2.コンパクトテントのインナーを組み立てたらタープの下に配置し、位置を大体決めておく。

3.テントの後室部は万一の雨の浸入を防ぐため、タープの張り綱を短くしてペグダウン。

この際、テントのフレーム上部がタープ生地に触れないように。うまく決まったら、テントをペグダウンして固定する。

4.サブポール2本があれば、タープの側面をアップすることでリビングスペースが大幅に拡張できるのでおすすめしたい。デュオキャンプでちょうどいい空間の完成だ。

使えるテクニック

張り綱2本を繋いだものをサブポール間に自在でテンションをかけて小物かけを。

ヘッドランプを吊り下げれば夜間調理時に便利。

ファミリー用テントだと窮屈…

試しに4名用のファミリー用のインナーテントをタープ下に設置してみたが、リビングスペースを確保できず窮屈……。

雨天時にはサイドからの浸水も不安である。イマイチ実用性に欠けるため、大型のテントの場合は別々の使用法が好ましい。

PHOTO/瀧渡尚樹
TEXT/真田崇史
出典/ガルヴィ2017年8月号

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