3．カヤックフィッシングをはじめるには、何が必要？

カヤックフィッシングを楽しむために、ザっと、その準備に必要なモノやコトを見ていきましょう！

①カヤック
シットオントップのタイプで湖や池で楽しむ場合は10ftから12ftのモデルを選びましょう。海の場合は12ft以上が必要です。

湖上や海上では目立ちにくい存在ですので、事故防止を踏まえてできるだけ目立つカラーを選択することをおススメします。また自艇の存在を知らせるフラッグも必須です。

②パドル
カヤックを購入する際は、お店の方にカヤックの幅やご自身の体型に合った長さを選んでもらいましょう。

③ライフジャケット
ライフジャケットは必須です。時折、自動膨張式や手動膨張式のライフジャケットを着用している方がいますが、落水した際に再乗艇が難しく、また再乗艇できない状況（急な突風や高波など）で長く浮いていることができません。必ず固型式のライフジャケットを選びましょう。

④釣り道具
専用モデルはあまりありませんので、いつもの釣り道具で問題ありませんが、あまり多く持ち込むのはおススメしません。大きな船と違い限られたスペースですので、あまり多く持ち込むと邪魔になり事故に繋がります。私は竿を2本までにして、小さなタックルボックス1つにしています。

⑤クーラーボックス
せっかくの釣果は持ち帰って美味しくいただきましょう。あまり大きなクーラーボックスで欲張ってしまうと重量が増してしまい、バランスがとりにくくなりますので、注意が必要です。

⑥携帯電話（スマホ）用の防水ケース
万が一に備えて、携帯電話（スマホ）の携行をおススメします。風の情報や雨雲の情報など天候の変化をできるだけ早くつかむことができます。
万が一、トラブルが発生した場合は、海での緊急時の連絡先は「118」です、もちろん電話をすることがないように努めるのもカヤッカーの嗜みですが、防水ケースなどを活用して常にライフジャケットに携行することをおススメします。

ひとまずは、これだけあれば楽しいカヤックフィッシングをはじめることができます。

カヤックフィッシングは安全に配慮して楽しめば本当に楽しい遊びです。
ほんの5分～10分程漕ぎ進めただけでもそこは、全方位ポイントのパラダイス。さぁカヤックフィッシングの世界へ飛び出しましょう！

次回はカヤックフィッシングを安全に楽しむための注意点や、相性のよい釣りについてお伝えします。

レポーター

プロフィール：マサヤート
幼少期から生粋の外遊び好き。夏はキャンプ場・マリンガイド、冬はスキー場で勤務の1年中外遊び人生を経て、現在はアウトドアイラストレーター・外遊び/水遊びガイドを主宰しています。「釣りは楽しむ」を心に、日々遊んで生きています。
インスタグラム：
@masayart （URL: https://www.instagram.com/masayart/）