ステッカードレスアップは手軽で人気!

©o1559kip/stock.adobe.com

デザイン、乗り心地、音、利便性など、人によって車を気に入るポイントはさまざま。しかし選び抜いて手にした車に対しては、やっぱり愛着が湧きますよね。

可愛いマイカーをドレスアップさせるために選ばれやすいのが、ステッカーによる装飾です。エアロの追加といった改造と違ってお金がかかりづらく、モノによっては貼り直しもOKと手軽に行えます。

ステッカーにも種類があり、貼り付ける方法によってマグネット式・乾式・吸盤式といった呼び方があります。

マグネット式と吸盤式は読んで字のごとく、磁力や吸盤によって車体や窓に貼り付けるタイプ。簡単に貼り直しができるため、気分で頻繁に車のドレスアップをしたい人にはおすすめのステッカーです。

一方乾式は貼り直すことができない割に、空気が入ってしまうこともある上級者向けのステッカー。その代わり他のタイプに比べて粘着力が強く、落下しづらいのが特徴です。雨や風に強い製品も多く、車のボディにも安心して貼り付けられる耐久性を持っています。

やり直しの利くカスタムとして人気のステッカーですが、実は意外な損を招いてしまう可能性もあります。ステッカーの大きさや貼り付ける場所をなんとなく決めていたら、後でガックリ…なんてこともあるかもしれませんよ。

(広告の後にも続きます)

貼り付け場所によっては車検に通らないことも?

©Kumi/stock.adobe.com

気軽にオンリーワンの個性を出せるステッカー。しかし大きく目立ちやすいステッカーであればあるほど、貼り付ける位置には注意してください。

国土交通省が定める「道路運送車両の保安基準」によれば、運転席は「運転に必要な視野」を確保しておかなければならないとあります。同基準は車検の時に参照されるため、ステッカーが「運転に必要な視野」を邪魔していると車検に通らない可能性も。

特にチェックされやすいポイントは、フロントガラスや運転席・助手席のドアガラスです。ここは基本的に、ステッカーの貼り付けが全面NG。検査標章や故障ステッカーなどの、特別に指定されているもの以外を貼ってはいけません。

なおガラス以外に、ライトにかぶってしまう貼り方も車検に通らなくなってしまう原因に。ヘッドライトに限らず、ブレーキランプやハザードランプでも同じです。正常な機能を邪魔する位置であれば、保安基準に照らして改善が求められてしまいます。

また、ネット上では、「ステッカーって貼るとリセール価格に影響出るんでしょ?」「いつか車を手放す時、いくら綺麗に整備していてもステッカーを貼っていると安く買われるって聞いた」といった声も。

ステッカーがリセール価格にまで影響してしまうのか、中古車の買取をおこなっている店に直接聞いてみました。

運転免許証で学科試験の点数がバレる?意外と知らない免許証の見方