タチウオは、寒い時期には深場にとどまっていて、温かくなると浅場に入り込んでくる魚です。
その習性を利用すれば、船に乗って沖合いに出向かなくても、ショアから釣ることができるでしょう。
ここでは、タチウオの特徴や釣り方について深掘りします。
タチウオの旬っていつなの?
タチウオは、細長くて薄いボディが特徴の海水魚です。
体長は1mを超えてくるものが結構多く、一年を通して釣れることで知られています。
あまりに大きなサイズになると、食べても脂のノリや旨味を感じられないので、1m前後のものを持ち帰って料理にするのがいいでしょう。
タチウオの食べ方としておすすめなのが、白焼き・塩焼き・刺身・煮付けでしょうか。
小骨の多い魚なので、上手く包丁を入れて食べやすいように仕上げましょう。
白焼きにする際には、アナゴを調理するときのように背骨をゆっくり引っ張りながら、それに連なる小骨を引き剥がしてしまうと食べやすくなります。
タチウオの旬は、産卵が絡んでくる夏を中心に、6月ぐらいから11月まででしょうか。
春先に釣れるのは、越冬してきた大型なので、旬の時期よりは味が落ちる気がします。
水温が上昇するゴールデンウィークぐらいから、タチウオが浅場に入り込んでくるでしょう。
そうなると、ショアからのキャスティングゲームで釣ることができます。
タチウオに効くキャスティングゲーム用のルアーとして、まず挙げたいのが、シャッドテール系ワームです。
小魚のカタチをしていて、最後尾がシャッドテールにデザインされていますから、水中でプルプルと左右に振るアクションをしてくれます。
キャスティングゲーム用のテンヤ仕掛けや、ジグヘッドに装着してロングキャストしてみましょう。
着水してすぐにリトリーブを開始すれば、表層をトレースすることができます。
少し沈めてからリールハンドルを回せば、中層を泳がせることが可能でしょう。
シャッドテール系ワームよりも、もっと飛距離を伸ばしつつ、もっと素早く水中に沈めたいなら、シンキング仕様のバイブレーションルアーを使ってください。
さまざまな種類が発売されていますが、プラスチック樹脂ボディでトレブルフックが2つ装備されているものが、オーソドックスなバイブレーションルアーとなります。
カラーは、グロー発色を絡めたパープルカラーのものに実績があります。
その他ケイムラ発色のものや、シルバー系・ピンク系・ホワイト系のものにも、タチウオは積極的に反応してくれるでしょう。
歯型でボロボロになるまで、各カラーを使い込んでみてください。
(広告の後にも続きます)
鉄板系バイブレーションルアーをタチウオ釣りに使ってみよう!
タチウオのキャスティングゲームに用いるのに、鉄板系バイブレーションルアーも有効です。
硬い歯に齧られても、破損して壊れてしまう心配が要りません。
またメタルジグのように、圧倒的な飛距離を叩き出すことができます。
それから3フッカー仕様のものがラインナップされているので、ショートバイトでもフッキングに持ち込みやすいでしょう。
デメリットがあるとすれば、着水してからの沈みが早いので、表層をスローにリトリーブするのが難しいという点です。
サイズを小さく、ウエイトを軽いものにすれば対処できそうですが、ボディ内部に空気室を持っているフラスチック樹脂ボディのバイブレーションルアーにはかなわないかもしれません。