三重県熊野市は三重県の南部に位置し、黒潮がもたらす豊かな海や、「紀伊山地の霊場と参詣道」として2004年に世界遺産に登録された「熊野古道」などの歴史を有する地域。そんな熊野市は釣りのフィールドとしても観光地としても、魅力がいっぱいの地域です。
今回は熊野市の釣りや観光スポット、グルメについての情報をご紹介いたします。

text&photo: 大西さん(熊野市 観光スポーツ交流課 ご担当)

世界遺産「七里御浜」で釣り

この地域での釣りのフィールドといえば、「七里御浜海岸(しちりみはまかいがん)が最も有名です。
七里御浜海岸は南北約22kmにも渡る日本で一番長い砂礫海岸で、豊かな黒潮の恵みを受けた熊野灘に面し、青物やフラットフィッシュなど年間を通してさまざまな魚を釣ることができます。実は七里御浜もこの世界遺産の一部となっているので、世界遺産で釣りができるという全国的にも貴重なフィールドなのです。


世界遺産で釣りを楽しむことができる、全国でも類を見ない貴重なフィールド「七里御浜」

七里御浜は波打ち際からすぐに数mもの深さにまで落ち込む、いわゆる急深サーフなので、ショアジギングもエサ釣りも楽しめるフィールドとなっています。そして、七里御浜での釣りの魅力は釣れる魚種の豊富さだけでなく、なんといっても癒しにあります。
青く澄んだ海の水平線から昇る朝日の美しさ、そして感じる太陽の暖かさ、波と砂利浜が奏でる音、さわやかな潮の香り、釣れる魚のおいしさなど、訪れる人のあらゆる五感を刺激し癒してくれます。七里御浜はそこに立つだけで心身ともにリフレッシュでき、最高の休暇をもたらしてくれます。


豊富な魚種に恵まれた七里御浜で、美しい景色とともに釣りを満喫してみては?

七里御浜

住所:三重県南牟婁郡御浜町

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世界遺産「鬼ヶ城」

釣りのあとはちょっと観光もいかがでしょうか…。
「鬼ヶ城」は地震による隆起と、風化と波の浸食によって生じた自然の芸術が作り出した海蝕洞(かいしょくどう)が、約1.2kmに渡って広がる絶景スポットです。平安時代・桓武天皇(かんむてんのう)のころに坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)将軍が、この地域の海を荒らしまわり、海賊と恐れられていた海賊「多峨丸(たがまる)」を討伐したという伝説が残っています。


悠久の歴史に想いを馳せながら、熊野市の特産品を味わえる「鬼ヶ城センター」

この鬼ヶ城に隣接する「鬼ヶ城センター」ではお土産物を買えるほか、レストランでは熊野市の特産品である熊野地鶏を使った親子丼やうどん、熊野鯛とマグロの紅白丼など、地域のおいしい素材を使った料理が食べられます。
テイクアウトコーナーでは熊野市の特産品香酸柑橘「新姫(にいひめ)」を使い、さっぱりした甘さが特徴のソフトクリームが人気です。


熊野地鶏を使った親子丼


お食事だけでなくソフトクリームも大人気!

鬼ヶ城センター

住所:〒519-4323 三重県熊野市木本町1835-7
TEL:0597-89-1502
HP:https://onigajyo.mie.jp

年中無休
営業時間:9:00~17:00
※営業時間が変更になる場合があります。詳しくはHPをご覧ください