巨大化「さいたま新都心駅」新駅ビル計画が明らかに 建て替えで住居機能も

さいたま新都心駅に「住める」かも?

さいたま新都心駅東口に新たな駅ビルを建設へ

 京浜東北線、宇都宮線・高崎線のさいたま新都心駅で、「さいたま新都心駅東口ビル」が解体中。跡地に建つ新たな駅ビルの概要が明らかになっています。

 改札を出て東側に出た場所にあった「さいたま新都心駅東口ビル」は3階建て延べ約1798平方メートルの小さな駅ビルで、喫茶店や居酒屋、サイゼリヤ、ラーメン店などが入っていましたが、2022年9月に全ての店舗が閉店し、現在は解体工事が進められています。

 工事現場で4月20日から掲示されている事業計画によると、新たな駅ビルは、10階建て延べ約5761平方メートルと巨大化します。飲食・物販店舗、事務所、共同住宅(50戸)が入る見込みです。2023年7月14日に着工し、2025年2月28日の竣工を予定。事業名は「(仮称)さいたま新都心駅東口開発新築工事」となっています。

 

 新駅ビルは旧駅ビルよりも規模が大幅に拡大しますが、興味深いのは旧駅ビルになかった住居機能が入る点でしょう。駅の改札口にほぼ直結のマンションとなります。

 

 さいたま新都心駅周辺の飲食店舗は、さいたまスーパーアリーナでのイベント開催時に混雑しがちですが、新駅ビルには飲食・物販店舗も入ることから、来街者や周辺住民にとっても便利になりそうです。

 

 さいたま新都心駅周辺では、2031年度を目途に市役所機能が浦和区内から「バスターミナル街区」へ移転してくる予定。同年には宇都宮線・高崎線から羽田空港に直結する「羽田空港アクセス線東山手ルート」も開通する見込みです。