3619人にアンケート!燃費や航続可能距離のためにしていることは何?

車のカタログに記載されている「燃費」はあくまでも一定の条件で計測した数値です。

同じ車でも、カタログに記載されている数値以上の燃費を叩き出す人もいれば、燃費だけはワンクラス上の車格になってしまうという人もいるように、ドライバーの操作や道路状況、エアコンを使ったり荷物を載せていたりといったさまざまな影響によって上下します。

そこで、ドライバーができる燃費改善に向けた調査として、アンケートサイトCarQにて車の燃費や航続可能距離を伸ばすためにもっとも意識して実施していることはなにか、「燃費を良くするために実践していることはありますか?」のタイトルでアンケートを実施しました。

このアンケートには本記事執筆時点で3619名が回答。なお、このアンケートは燃費改善を期待できる以下10個の項目から、選択して回答する形式をとりました。

■アクセルペダルをゆっくりと踏む
■ブレーキをなるべく踏まずエンブレで減速
■車間距離を広く取って加減速をゆるやかにする
■渋滞が少ない時間や信号停止が少ない道を選ぶ
■積極的にアイドリングストップする
■エアコンなど電装品の使用を最小限にする
■オイル、プラグなどの状態を確認する
■転がり抵抗が少ないタイヤに交換
■空気抵抗を減らすパーツの装着や改造をする
■不要な荷物を載せない

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半数以上の人が燃費のためのペダル操作を強く意識

「燃費を良くするために実践していることはありますか?」のアンケート結果
燃費を良くするために実践していることはありますか?」のアンケート結果

このアンケートでもっとも票が多かった回答は「アクセルペダルをゆっくりと踏む」で、ほぼ3割となる29.9%の1082人がこの項目を選択しました。

アクセルペダルをゆっくりと踏み急加速や急発進を控える運転は、燃費を向上させる運転として“ふんわりアクセル「eスタート」”の名前でエコ・ドライブ普及連絡会も推奨。

発進から5秒かけて時速20キロメートルに到達することが目安となっている“ふんわりアクセル「eスタート」”は、燃料消費を約10%も抑えるとされています。これよりは早く加速をしている場合でも、普段よりもアクセルペダルの踏み込みをゆっくりにすることが効果的であることには変わりません。

また、2番目に多かった回答は、アクセルペダルの踏み方ではなく離し方となる「ブレーキをなるべく踏まずエンブレで減速」で、23.85%の835人が選択しています。

エンジンブレーキは燃料の噴射をカットすることで発生するため、走行状態から同じ地点で停止する際には、ギリギリまでアクセルを踏み続けてブレーキで一気に減速するよりは、手前からエンジンブレーキでだらだらと減速するほうが、燃料消費を抑えることが可能です。

燃費に与える効果はそれほど大きくないものの、長い下り坂でのブレーキの負担を減らすことができるなど燃費以外のメリットも複数あるため、エンジンブレーキを積極的に活用することが上手なドライバーの条件だと考える人も少なくありません。

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