アーシングとは?

アーシング

「アーシング」とは、車の改造方法のひとつです。アースチューニングなどとも呼ばれ、車の電装品の性能を向上させる効果があります。

バッテリーのマイナス極から、アースケーブルを追加し、マイナス極への抵抗を減らすことで、各部品へ電力を効果的に通電させます。これにより電気の流れをサポートし、性能の向上が期待できるのです。

しかし、アーシングにはさまざまなデメリットがあり「性能向上が期待できない」「アーシングのメリットよりもデメリットの方がリスクだ」という話も耳にします。

アーシングによる効果は実感できるのでしょうか?実際にアーシングをした知人に聞いてみました。

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アーシングによって実感できた効果はある?

アーシング

筆者の知人は、大学時代から自動車レースに参戦し、主にジムカーナなどで出走。何台もの車をカスタムしてきたといいます。愛車はトヨタ 86。さまざまなカスタムをし、アーシングも行ったとのことです。

そこで、アーシングによってどのような効果が得られたのか話を聞きました。

「アーシングはなじみの自動車整備工場にお願いしました。

アーシングのメリットとしては、ラジエーターの冷却効果アップ、ヘッドライトの光量の安定(増加)、燃費性能の向上、オーディオの音質向上などがあるといわれています。

体感としては、ヘッドライトがより明るくなったと思います。バッテリーや電球を交換してもヘッドライトの光量が少なく、なかなか改善できなかったのですが、アーシングによって光量が多くなり、ライトが明るくなりました。

また、何度もアーシングを行っていくと、燃費性能の向上が期待できると言われていますが、いまのところ燃費がよくなったという実感はあまりありません。

さらに、オーディオの音質が改善されることがあるとも聞きましたが、さほど変化はないように思います。ただ、同じ音量レベルにしても今までよりも音量が大きくなったように感じます。

エンジンルームのドレスアップには効果があったと実感しています。これまでは、ボンネットを開けても、黒やグレーでとても地味な見た目でした。アーシングしたことで、赤や青、金、銀など華やかなパーツでエンジンルームが彩られました。

エンジンルームを開けて他のレース参加者と談笑することがあるので、エンジンルームの見た目が華やかになったことには、とても満足しています。」