よく釣れた夏のバス釣り、ハードルアーでもワームでもヒット連発でした。

でも季節が秋になって、冬が近づいて来るころには、バイトが遠退いていきます。

毎年この釣れないパターンに陥ってしまうあなた、解消法は見つかりましたか?

ここでは、バス釣りをオールシーズン楽しむためのアプローチについて、深掘りしてみましょう。

バス釣りを夏からスタートしてみた!

バス釣り初心者の人が、夏から始めてみたと仮定しましょう。

釣り場へ出向くと、あちこちにバスの姿を見つけることができます。

そこへルアーを投入して、すぐに釣れるわけではないのですが、居るのが分かったらちょっぴり安心できます。

実は、この入り方がとても重要で、釣り場に立ってものの30分もバイトが無ければ、アングラーは不安になるもの。

そしてそれが1時間も過ぎれば、この釣り場はダメなんじゃないか?と、釣れない理由を釣り場のせいにし始めます。

そうなるともう負のループで、どんどん釣り場を変更し、移動のために釣る時間が食われているのにすら気づかなくなってしまいます。

バス釣りで重要なのは、バスが確認できるまで、大きな移動はしないことです。

ポイントの攻め角度を変えたりするのはかまいませんが、釣り場そのものを移動してしまうのは、時間をムダに使うのでやめましょう。

冷静に考えてみると、目の前の池や河川に、一匹のバスも居ないなんてことはあり得ません。

何とかしてルアーに反応させることができれば、最悪フッキングに至らなくても、次の釣り場へ移動する理由にはなるでしょう。

バス釣りは経験の積み重ねなので、釣り場移動の繰り返しで積み重ねできない事態は避けたいものです。

さて、季節はよく釣れた夏から秋へと移り変わります。

同じ釣り場なのに、夏に釣れたポイントでバスが反応してきません。

そんなとき、どのように対処すればいいのか、じっくり考察してみましょう。

秋に季節が移行して、さまざまな環境が変化したはず。

例えば、昼間の日照。

日照の角度が夏とは異なりますから、日陰の位置がズレているのが見てとれます。

バスには目蓋が無いので、眩しいのがキライ。

直射日光に照らされるのを避けるために、日陰は丁度いい居場所になります。

バスの姿を見つけて安心したかったら、釣り場に着いてすぐに日陰の状態を観察しましょう。

夏はココ、秋ならこの位置というのが、明確に分かってきます。

ルアーの投入は、それからでもじゅうぶん間に合うでしょう。

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雨も絡めてバス釣りを楽しみたい!

バス釣りに絡む自然環境として、雨も切り離せません。

曇りや雨天によく反応するルアーが存在するくらい、晴天とは全く別の行動をバスは取るようになります。

雨が降り出して、真っ先に影響を受けるのは、水面です。

雨と直接、濃密に触れ合うからです。

ただし、あまりに広範囲なので、もっと絞り込んでバス釣りに活かしたいところ。

そこでおすすめなのが、雨降りによって発生した流れ込みを叩くことです。

山の地形変化が尾根と谷を作り、雨の水を自然に集めてくれます。

それが池や河川に流れ込むポイントは、水中にも相応の地形変化をもたらしているでしょう。

バスは、雨降りを敏感に察知して、捕食に便利な場所へと向かいます。

先行している個体がいれば、上手く捕食できているかをチェック。

食べ物にありついているな!と判断したら、自分もその恩恵にあやかろうと、その場か離れなくなります。

我々アンクラーは、そういうバスに気づかれない場所に釣り座を構え、捕食に飛び込んでくるバスを順番にとらえていけばいいのです。

この釣り方は、夏だけではなく、秋から初冬にかけても通用するアプローチです。