警察への連絡よりも安全確保を優先させて

危険度の高いあおり運転の切り抜け方を調べるため、警視庁が運営する「交通相談コーナー」に電話の取材を試みました。

はじめに「あおり運転された場合の最適な対処法は?」とたずねたところ、「まずは警察への連絡よりも安全確保を優先してほしい」とのこと。

さらに「一般道の場合は左に寄せてから一旦駐停車して道を譲り、高速のときは車線変更して道を譲ってください」と教えてくれました。後方からのあおり運転に遭遇した際は、最初に“道を譲ること”を心がけた方が良いそうです。

続いて「前方に車がいて進路を妨害されたとき」の対策について質問すると、答えはシンプルで「無理に抜かさないのが最善策」と回答。相手を刺激しないことを優先し、車を停車させた後はやり過ごすことに集中するのもアリかもしれません。

そして通報がマストになるタイミングは、やはり「相手ドライバーが降りて迫ってきたとき」です。窓と鍵をしっかり閉じて身の安全を確保してから、速やかに通報してください。

ちなみに相手のナンバープレートを撮影するとき、運転しながらスマートフォンで写真を撮るのは絶対にNG。不注意によって事故に発展する恐れがあるので、停車してから撮影するようにしましょう。

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ドラレコ+ステッカーが最強コンボ?意外な対処法も……

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ここまではあおり運転の対処法をチェックしてきましたが、できれば被害に合わないよう未然に防ぎたいもの。どのようなアイテムを活用すれば、あおり運転対策として役立つのでしょうか?

ネット上に寄せられた運転者の声を見ていくと、「絶対にドラレコ(ドライブレコーダー)は搭載するべき」「リア用も活用すれば完璧」といった主張が。やはりドラレコは防犯対策のために欠かせない必需品のようです。

またドラレコはフロント用とリア用の2種類があり、リア用をセットすれば後方の様子も録画可能。利用者からは「傍から見てわかる位置にリア用ドラレコをつければ、予防になって後ろからのあおり運転はされにくくなる」などのコメントも上がっています。

しかし場合によってはドラレコの存在に気づいてくれないことも……。そんなときに活躍してくれるのが“あおり運転防止ステッカー”です。

種類によってデザインはさまざまですが、中には「ドラレコ前後方録画中」「あおり運転は一発免停」と記載されているタイプも販売されています。目のつく位置に貼りつければ、あおり運転をおこなう人に対して抑制効果を発揮できるはず。

他にはさまざまな“あおり運転撃退エピソード”も。たとえば、以下のような体験談が寄せられていました。

「ライトをつけたスマホを娘に渡し、後ろに向けて“撮ってますよアピール”をしてもらいました。そしたら車間距離を詰めてこなくなりましたね」

「車から降りてきて、私たちに向かって怒鳴り始めたおじさんに遭遇。同乗者と私は演技の経験があったので、ずっと無視しながら楽しく会話していたら、いつの間にかいなくなってました」

あおり運転に怯えず、屈しない気持ちを持つことも大切なのかもしれませんね。

いつ自分の身に降りかかるかわからない「あおり運転」。トラブルに遭遇しても慌てずに対応できるよう、ぜひ今回紹介した方法を心がけてみてはいかがでしょうか?

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