“あおり運転”は大事故にもつながりかねない違反行為

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大きな事故やトラブルに発展する恐れがある「あおり運転」。近年数多くのあおり運転の被害が報道されるようになり、身近にある迷惑行為として認識する人も多いと思います。

チューリッヒ保険会社が2022年に実施した「あおり運転実態調査」によると、あおり運転をされた経験があるドライバーは全体の51.3%。2018年の調査時は70.4%であったことを考えると、減少傾向にあるものの依然として半数を占める結果になっています。

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あおり運転で車を止められた…… どう対処するべき?

あおり運転を受けた際は、道を譲ったりして相手を無暗に刺激しないことが大切です。

しかし相手が「進路をふさいで無理やりに車を止める」という厄介な行為に及ぶ場合もあります。こうした“どうしてもやり過ごせないパターン”は、どう対処すればいいのでしょうか?

最も重要なポイントは“相手ドライバーとまともに向き合わないこと”。やはり車を止められたとき、多くの場合は相手が降りてきて怒鳴ったりなどの暴力的な行動をとってくるようです。

ここで「まずは話し合いを……」と扉を開けてしまうと、喧嘩に発展して暴行を加えられる可能性もあります。相手が何を言おうと、車内に留まるのがベスト。車を止められた時点でドアと窓をロックし、110番に通報しましょう。

また、忘れてはいけないのが証拠の確保。相手の行動や車のナンバープレートをスマートフォンやドライブレコーダーで録画して、警察に提示できるようにしておくのがオススメです。

実際に危険なあおり運転を受けた人からは、

「わざと大きな声で警察に電話してたら、怖気づいてそそくさと逃げた」

「相手につられて感情的になるのはトラブルが拡大するから絶対NG。車を蹴られたりしても、グッと堪えてひたすら警察が来るのを待った方がいい」

といった声が寄せられています。

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