私が何年にも渡ってやり続けている釣り方があります。それが「パワーフィネス」。
パワーフィネスはカバーで使いますか? もちろんカバーでの釣りは、最もパワーフィネスが得意なシチュエーションです。

今回は、パワーフィネスをもっと有効に活用し、一般的なカバー以外でどのように使用すればよいのか? タックルに合わせたルアーやシンカーのセレクトは? といった少し突っ込んだ内容について紹介します。パワーフィネスを上手く使いこなせば、今まで以上に多くのバスをキャッチすることができるようになりますよ!

パワーフィネスとは?



改めて、まずは「パワーフィネス」とは何か? おさらいしておきましょう。

パワーフィネスは、「スピニングタックル+PEライン」というのが基本的のタックルセッティングです。これまでのスピニングタックルでは攻略ができないようなカバーや、立木やアシといった、ベイトタックルでは少し触れるだけでバックラッシュの原因となるようなカバーストラクチャーをねらうのに向いています。ベイトタックルのようなトラブルを気にせず、なおかつパワーを持ったタックルでカンタンかつ的確にカバーを攻めるための釣り方です。

 

パワーフィネスのメリットとデメリット


パワーフィネス最大のメリットは、カバーにストレスなくルアーをアプローチさせることができる点です。ベイトタックルだと葉っぱ1枚に当たるだけでもバックラッシュの原因になるので集中力がいるうえ、かなりのストレスとなります。キャストミスが続けば、まともに釣りを続けることが困難にもなります…。そういったストレスが少ないのは、カバー攻略にとって大きなアドバンテージとなり得るでしょう。

デメリットとしては、強めのタックルセッティングになるので汎用性がないということです。ただこれに関しては、パワーフィネスタックルで本来のスピニングタックルの使用方法であるライトリグなどは使わないので、問題ないかと思われます。

パワーフィネスの基本


パワーフィネスの基本は、3gくらいから5gくらいのネイルシンカーをセットしたネコリグやスモラバでのアプローチです。
よく軽いものを使う人もいますが、あくまで基本は重めのシンカーでカバーにしっかり落とし込むことが大事。逆に、極端に重すぎてもやりにくいので、3gから試して見るのが◎です。

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パワーフィネスを濃いカバーで?
シンカーの重さで調整!



基本のカバーフィネスで撃ち込めないほどの濃いカバーがあったらどうしますか?
答えはカンタンです。より重いシンカーを使うこと。

ネコリグだと3.5gから5gで、スモラバなら7gから9gまでがオススメです。
とくにオススメなのがスモラバの9g。スモラバなのか? ってくらい重いですが、みんなが避けるカバーや入れられないカバーにはノンプレッシャーのバスがいます。